建売住宅と注文住宅の差を尋ねられました。
住宅の基本性能の差は、金額により当然資材が左右されますので、そこにはあえて触れません。
建売住宅は破格に安いですからね。
最も大きな差は、その安くつくるための仕組みです。
なるべく安価な資材を導入しますが、お客様の目に触れるところに大差があっては誰も購入してくれません。
つまり見えない部分の資材でコストを落とすしかありません。
ところが、住宅というのは見えない部分にこそ本質があり、大切な構造の部分になるので注意が必要です。
それは耐久性のみならず、耐震性や住み心地に大きく影響するからです。
最近の建売メーカーもその辺は心得てますので、耐震性に気を使っていることを大きくアピールしていると思いますが、確認は必要です。
するとやはり住んでみないとわからない住み心地は手の抜きどころとなります。
断熱・気密といった部分ですね。
これは耐久性にも大きく影響しますから注意が必要です。
また、最後にこれだけは付け加えたいのは、
「家の差は、職人の差」です。
住宅は車のような工業製品とは違い、人の手で造るものです。
そこに差が生まれないはずはありません。
腕の良い職人は日当も高いです。
当たり前のことは、やはり住宅でも当たり前なんです。
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