お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

何かが違う…

何でもないデザインなのに何かが違うRの家。


それは、アトリエ建築家がデザインするから?
という理由だけでは表せません。
たとえ一流の料理人でも食材が悪ければ、うまい料理を作ることはできないのです。


Rオリジナルのどこにも負けない建築資材や構造の仕組みがあってこそ
アトリエ建築家は、そのすご腕を発揮できるのです。



たとえば、この玄関を開けたところ
一般的な家と何が違うのでしょう??
右側の壁一面に創られたシューズクローク?
確かにそれもステキですね?でも、それだけじゃありません。


そう、一般的にここには玄関ホールがあり、
扉を通してリビングなどへ繋がっていくものですが、この家には玄関ホールが囲まれていません。
家全体が、R+パネルにより囲まれているため、このような大空間も得意となるのです。


とは言っても、玄関を開けたら前の家からも中が丸見えでは困るので、このように、少しだけ向こう側が見えるような仕組みを取りました。
これにより、不思議!
一般的な玄関ホールよりも、ずい分と広く見える錯覚を起こします。
逆に言えば、リビング側からも、すごく広く感じるのです。


インターネットカフェがわずか2畳のスペースなのに、上部が空いているために狭く感じない。あの仕組みを思いだしてくださいね。


家1棟丸ごとR+パネルで高気密・高断熱にくるんでありますので
仕切りという概念は、最低限にしか存在しません。
この家自体が収納であり、ゆとりスペースであり、ホールであるのです。
ストーブ1台で2Fも含めた家全体が暖かくなる秘密は、ここにもあるのです。