これを見て何だかわかる人はよほどの建築通。
寸取尺と呼ばれる物差しで、釣り竿のように二本に分かれており刺して1本にして使います。寸法の数字は書いていなくて、目盛りを数えることになりますが、尺貫法ですので今でも寸で刻まれています。つまり、1目盛りが分(ぶ)になり約3㎜、大きな目盛りが寸(すん)で約3cmですね。
畳のサイズも京間とか江戸間とか、中京間とかその地方によって規格も異なりますが、規格といっても畳はそこに合わせてつくりますので、ただの基準ということになります。
木造住宅ではきちんと直角というわけにもいかなく、また建物も経年により歪んだりもします。これを綿密に採寸してそこに合う畳をつくるのですが、それには採寸道具が必須になるわけです。
物差しの両端は真鍮が当てられ、この先がずれていたら採寸の意味がなくなりますので、工夫がなされています。
それはそれは細かな作業で、やはり畳屋さんもバカではできません。
話を伺うと、職人さんは何と家業で4代目!京都の「京都畳技術専門学院」にて5年間も丁稚奉公をしながら学び、手縫いの基礎から勉強をしてきたとか。
こういったお話を聞くと、購入するのは高く感じますが、仕事の割にはとても安くできていると思い感心します。
昨今は物の価値が正当に評価されず、CMの上手なものが売れる時代。こちらもやはり建築会社と同じですね。
こちらの機器はよく見ると上部に赤い光が出ています。レーザー光線で基準合わせが容易にできる採寸器となります。
最近は大工さんでも、土木でもこのレーザーが無いと仕事になりませんがとても高額であり、これも20万円ほどするシロモノです。
職人道具は高価ですね。
日曜日になると、うちの棟梁なんかは朝からお出かけする前に砥石で道具を磨いたりしますが、一流の職人が使う砥石なんて20万円とか普通にしますので驚きます。
腕の良い人ほど謙遜し、道具があってこそだと言います。
さあきちんと採寸できましたので、畳の出来上がりが楽しみになりました。
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