本日は、香川県在住の建築家藤田摂先生によるプラン提示。
ご予算の中で解決するのに難しい要望を、建築家はどのようにまとめてくるのか？たとえ藤田先生であってもそんなことはできるのか？
といった難題のプランニングでした。
今回の私のネーミングは、「くぐり抜ける家」
「日本人は鳥居をくぐり抜け、神様の住む神社へとお参りをします。
東大寺の柱の穴は、くぐり抜けると「無病息災」の御利益があると言います。
岡山後楽園では、大きな鯉のぼりをくぐり抜け、子どもの健康を願います。
この家では、北側の暗い空間をくぐり抜け、南側の明るい居場所にたどりつく
これから起こるであろう困難も、くぐり抜けた先には必ず明るい未来が待っています。
ひとつくぐり抜けるたびに人は成長し、太陽のように皆を照らす明るい人になれる。
さあ笑いの絶えないリビングへとくぐり抜けましょう。」
課題であった収納は、なんと１階、２階の壁全面がまるで図書館のような棚になり、２階建てなのに階段が２つもあるといったとんでもない建築家の引き出しがありました。
設計するものにも目的があり、藤田摂先生は人の暮らしをつくることが大好きな人。そのお人柄がとてもよく現れたプランでした。
そもそもお金儲けのために、どうしたら利益があがるのかを考えたプランと、お客様の暮らしをつくるために考えたプランを比較することなんてできません。
目的が違うのですから…。
私たちには、Ｙ様がここで暮らし、どんな子育てが行われ、どんな家事を行い、どんな夫婦生活をまっとうしていくのか？
先へ先へと想像し、今回のプランニングとなりました。
あの壁いっぱいの棚を、子どもと一緒にご主人がアレンジし、楽しく素敵に整理していく姿が目に浮かぶようです。
存在しない３階への階段はとても夢があり、そこで可愛く座って読書を楽しむお子様の姿も見てみたいです。本好きの子どもは頭も良くなりますので、将来もとても楽しみ！！
この家は、引渡し時が完成ではなく、Ｙ様ご家族がつくりあげていく家なんだなと感じました。早くも仕様決めが待ち遠しいです！！！！！
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工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。
