お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

モダンタイムス


この時期、各住宅設備メーカー(キッチン,お風呂…)は春の新商品が発表ということ、決算期に重なっているということもあって、毎日のように研修会に追われております。
今日も今から名古屋へ、明日は大阪へと飛びまわっているうちに一日が過ぎてしまいます。


その新商品を見て感じることは、当然ですが「エコ」重視ですね。
住宅がどんどんエコ仕様になっていきます。


ただ、そこで私たちが気になるのは、電気仕掛けのメカメカ仕様です。


エコにするために、電気機器に頼り過ぎている部分が多く、ご存じのように電化製品って10年もすれば大抵が壊れます。
日本のPL法(製造物責任法)では、大半の商品が引渡しから10年以内の部品保存期間ですので、それに合わせて製造しているようです。
壊れなければ家電業界なんて、すぐ潰れてしまいますからね。
日本の住宅が30年しかもたないように建てているのと同じ理屈ですね。


エネルギー消費が少ないからとエコ商品に飛びついても、それを短期間で買い替えていたら、逆に浪費していますよね?


ドイツなどの製品を見ていると、何よりも重要視しているのは耐久性ですね。機械的な仕組みを取り、なるべく電気的な仕掛けは組み込まない方針のようです。


そもそも一般的に言われるスマートハウスという考え方が、家電や設備機器を情報化配線等で接続し最適制御できる家ですので、メカメカ住宅を推奨しているのです。


ここで使われる「スマート」という言葉は、「賢い」などに値すると思いますので、私たちが推奨するスマートハウスは意味が異なります。


現在、外壁タイル張り工事中で間もなく完成する鳥羽市のN様邸のカタチが私たちの推奨するRスマートなのです。
なるべくコンパクトで太陽や風などの自然の力を最大限に引き出し、光熱費を抑えながら健康的に長期間メンテナンスを必要とせずに暮らせる住宅です。
N様邸では、さらに太陽光発電(Panasonic HIT4.16kW)により光熱費ゼロの自給できる住宅を目指しています。


キッチンでもお風呂でも、電気仕掛けは確かに便利です。
しかし、その便利さと引き換えに世界では幾度もの原発事故を引き起こし、人々の命を奪ってきたのです。
「楽」できることがそんなに大切でしょうか?


私たちがスポーツ番組を見ていて感動するのは、その華やかな舞台の裏にある努力を尊敬しているからではないでしょうか?
もし、全く努力もしないでとんでもない場外ホームランを打つ男が現れても、すごいなとは思いますが、そこに感動の涙は流れないのが人間です。


イチロー選手が大リーグに渡って首位打者を獲っても、最初はアメリカ人は、内野安打でコソコソと面白くないバッターという評価でした。ところが、それを徹底した体調管理にて、何年も続けていることに彼の伝説が築かれていき、今や同じ大リーガーからも尊敬される選手になりました。


「楽」という言葉を美化してしまっては、子どもさんの教育にもどうでしょう?人間は一緒に苦労してこそ「絆」が生まれるものです。
何もかも楽すぎる住宅では、家族の絆も薄くならないのか?心配してしまいます。


電気電気にすべて頼らずに、親子で一緒になって不便さを乗り越えることが最も人間らしい生き方ができる気がしてなりません。


あのアメリカの巨匠チャーリー・チャップリンは、1936年にこのことに警鐘を唱え、「モダンタイムス」という映画を創りました。
資本主義社会を生きている上で、人間の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現しているものです。


不便でいいじゃないですか?
家族で協力して、苦労も笑えるような家づくり。
私たちは目指していきます。



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