お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

気密測定


本日は、津市河芸町杜の街に建築中のスローライフな家S様邸の気密測定がおこなわれました。


その結果は、0.53cm2/m2でした。


今回も優秀な数値を出すことができ、ほっとしました。
机上の計算で出されるQ値は、良いものを使えば上がりますが、C値はその現場に入る職人の腕ということになりますので、建ててみないことにはわからないのです。

逆に言えば、「気密測定」を依頼すれば、現場は手抜きなどできず丁寧に仕上げるしかありません。
どこで建てられるにしても必ず気密測定は依頼された方がいいでしょう。


ちなみに1999年に制定された次世代省エネ基準数値をみてみると、この地域では5.0cm2/m2という数字が求められていますが、この省エネ基準自体がもう13年も前に作られた古い数値であり、諸外国では考えられないほどの低性能となります。省エネ先進国のドイツでは1.16cm2/m2が基準なのです。


S様邸の完成鑑賞会は、12月末となりますので
ちょうどその寒い時期にストーブ1台で、どれくらい家が温まるのか?
体感できると思います。
晴れた12月ならば、もしかするとストーブはいらないかも?ですが…。



さて、このS様邸も建築通を唸らせるデザインが随所にあります。


まずは玄関のあつらえですね。
家にあがるときに靴を脱ぐ習慣のある日本では、玄関を無駄なスペースとし削ってしまうのは、かなりの勇気が必要でしょう。


でも、小さな家であればあるほど居室の床面積を優先させて玄関などは出来る限り小さく作りたいものです。


玄関の機能を突き詰めると、靴の脱ぎ履き、靴の収納。
この2つの機能さえあれば、人が通れる広さがあればよいことになります。
はっきり言ってしまえば、このスローライフな家には玄関なんて存在しないのです。



図面のとおり、ウッドテラスからワンクッション置いて上がる玄関内には靴を脱ぎ履きするスペースと下足箱しかなく、そこはいきなりソファを置く予定のリビングスペースなのです。


一般的な住宅の玄関では、だいたい4畳ほどのスペースは取っているはずです。30坪クラスの家では、1F面積を15坪と考えれば、30畳。
そこにキッチン(6畳)やお風呂(2畳)、トイレ(1畳)、洗面(2畳)まで入るわけですから、残るは19畳。
そこで玄関に4畳を取れば、残るは15畳にLD(リビングダイニング)と収納という計算になるのです。


S様邸の場合ならば、2畳分しか取っていませんので17畳残ります。


これだけ思い切った間取りを提案され、受け入れられた施主様もすごいですが、これにはデッキテラスへ繋がっている妙を活かせる計算があってこそだと思います。
お客様への対応も玄関口ではなくて、ウッドテラスで十分ですし、極端に言えばウッドテラスに靴を脱いで上がってもいいわけです。


さらにもうひとつ仕掛けがあります。


玄関内って一般的にはタイルが張られますが、S様邸では木が張られるのです。木の板の玄関なんて見たことがありますか?
できあがるのがとても楽しみです!




〜各種勉強会のお知らせ〜

[コース]
◇トータル資金勉強会(90分)
◇賢い家づくり勉強会(90分)

◆オプション
「本当の知識を身につける、太陽光発電システムとは?」(30分)
「IHとガス、比較料理体験」(60分)
「アトリエ建築家の腕」(15分)

[時間]
9:00〜21:00(開始時間:お好きな時間にスタート)
[場所]
□R+house津(津市大門1-32リアンビル1F)
□松阪店(松阪市駅部田町123-3エクセレントビル2F)


[ご予約]
・お電話 059-229-7200
・WEB http://lien-house.com/rhouse/


R+house津のオフィシャルホームページは、こちら


R+houseで家を建てなければいけない必要はありません。私たちのことを信頼できると思って頂いたときに、ご相談して頂ければと思いますので、匿名でも結構です。お気軽にご参加ください。
お客様の意に沿わないアンケートや押しかけ営業、電話攻勢は一切ございません。