「アメリカでは娘が生まれるとカバードポーチを建てなさい」
というらしいです。つまり、軒に囲まれたポーチが必要だというわけです。
この理由は、
彼氏が来たら家には招き入れたくはないが、雨にぬらすのも不憫だから、玄関先で待ってろ
娘が門限前に家の前でプライバシーを保全しながら話ができる。
そんな理由から来ているようです。
つまり、人との接し方を家で考える「価値観」ですね。
やはり、アメリカ人は情緒がないけども合理的でシャレがきくといったところでしょうか?
この外と内の関係は、設計の上で案外見落としがちですね。
毎日、毎日出し入れする駐車が面倒だったり、
車を止めてからのアプローチがまずかったりと
どれもこれも、敷地に対して家が大きすぎることから起こります。
法規上の建蔽率はありますが、
60坪の敷地であれば、1Fの面積は20坪程度に抑えなければ、まともな庭や駐車スペースはできません。
家は敷地の1/3までと覚えておけばいいでしょう。
すると総二階だったとしても、最大で40坪だなとわかります。
これを利用した逆算もできます。
32坪程度の総二階の家を希望するならば、土地は50坪ないと苦しいということがわかります。
これが敷地と家と庭とのバランスですね。
ただし、車が前の道路にも止めるわけにはいかない土地などの場合、来客のことも考える必要があるかも知れません。
分譲地内であれば、このようなこともある程度解消できるのですが、通行量の多い道路では駐車どころか停車も無理ですからね。
ここ三重県は車社会です。
車の駐車や出し入れのこともしっかりと考えて、土地選びや設計を依頼してください。
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