お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

大切なのは図面よりも造り上げる気持ち?


皆さま、建築会社を選ぶことに必死になりますが、見逃しているのが「大工さんの腕」。木造住宅であれば、「基礎」と「大工」でその建物の良し悪しの7割は決まってしまうでしょう。


たとえば、「高気密・高断熱」をうたっている住宅でも、図面上はそうかも知れませんが、大工さんの腕によって、実際には隙間だらけのスカスカ住宅になってしまっているなんてことは普通にあることです。(このようなことのないように、ぜひ気密測定は依頼すべきだと思います。)


その場合のチェック方法は、以前にも触れさせていただきましたが、24時間換気システムの排気パワーの目盛りを最大に上げて、玄関ドアを開け閉めしたら、すぐにわかります。デパートの出入り口のように、圧力の違いにより「ヒューッ」と風が起きるはずです。


お住まいになられた後ならば、24時間換気の吸気口が開いていますので、ドアも開きやすいのですが、これも閉めてテストをすると、玄関ドアがすごく重いことに気づくはずです。


そんなことを言ってもお客様は大工を選ぶことができない。と叱られそうですよね?確かにそのとおりです。
お客様にできることは、「どんな大工さんを使っている会社なのか?」の会社の方針を見抜くことですね。


よくある大工の見分け方などのサイトに書かれているのは、


・整理整頓がきちんとされている大工は腕がいい
・腕の良い大工は多くを語らない
・仮設トイレや車の荷台を見れば大工の腕がわかる


とありますが、私たちの視点からすると
何とかコンテストのように、何ミリの薄さで切らさずにでカンナをかけるとか、測らなくとも何センチの間隔で釘が打てるとか、それはそれで大切なことだとは思いますが、どうでしょう…。


最近の住宅では、大工職人の腕は必要では無くなってきていると言われます。
「誰が作っても同じ精度でできあがる」ものを考えて、いかに仕事を簡単にするかを目指しているからです。
少々の粗があっても、気密測定は行わないし、見た目はクロスで巻いて隠してくれる。昨日のブログで紹介したように、各所の取り合いは見切り材で隠せるというのが本当のところでしょう。


しかし、私たちR+house津の創る家は、時代に逆行し、未だに大工さんの腕を必要とする仕事を作ってしまっています。
大工さんに限らず、いわゆる「職人」と呼ばれる高等な技術を必要としています。
最近の一般的な住宅では珍しい「建具屋さんの仕事」や「塗装屋さんの仕事」、「左官屋さんの仕事」など、どれだけ便利な道具ができていても、未だ「手作業でしかできないの匠の技」を駆使しないとできない家づくりなのです。


そういった私たちは、職人は一般人に真似のできない技術があるのは当たり前の話で、大事なのは「その先」だと思っています。


「その先」とは…。


「お客様のことをよく理解し、そこで安全に長年暮らしていけることを頭に入れて、豊かな気持ちになれる家をつくる」ことだと思います。


私たちは、そういったことを頭に置き、
細かな部分ひとつとってもお客様の暮らしを思い浮かべながら仕事ができる大工さんとつきあっています。




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