時間と季節と照明 - お家のことを勉強するブログ

人間が「時間」を感じるものは何でしょうか？
部屋に掛けられた「時計」を見ることもそうですが、自然とお腹がすくこともそうでしょう。
見逃してはいけないのは「光」です。

毎日過ごす「家」ですから、その「家に差し込む光」だけでも
自然と時間を感じるようになるのです。

杜の街に建築させていただいた「スローライフな家」では、
文字どおり、時間がゆっくりと流れるように
時計を見て時間を感じるだけではなく、
素敵な「光」によっても時間を感じることができます。

そう、この「格子」により、刻々と光の入り方が変わっていくのです。

さらに、この光で季節感も感じることができます。
夏は昼前でも太陽の高度が高いため、光のラインは短くなりますが、
冬は、太陽が低いため、このラインがとても長くなります。
また冬であっても、この格子の隙間の真正面に太陽が来た時間が最も部屋の奥まで光のラインが伸びることになるわけです。

なんだか子どもの頃、時計などまったく見ずに遊んでいたけれど
夕方になると皆が勝手に時間を感じ、それぞれの家庭へと戻っていったことを思い出しますね。
昔は、子どもの帰るべき時間になると、町内放送から「カラスと一緒に帰りましょー」って音楽が流れたり、近所のばあちゃんが帰ることを促したりしたものですが、そうした文化も消えつつありますね。

また、いつの時代からかシンプルモダンな住宅がステキとされ、そこには寒々とした照明プランがもてはやされてきました。
家族が家に帰る時間は、家に灯りが灯る頃なのですが、街をご覧ください。
家族を温かく迎えてくれるような「灯り」はほとんど見ることができません。
この要因をいくつかあげてみますと

■ＬＤＫなどの部屋がどんどん広くなったため、照明の位置が光の漏れる窓からどんどん遠ざかっていること。
■部屋が扉によりきちんとセパレートされているため、ひとつの部屋の灯りが周りの部屋には漏れないこと。
■昼白色・昼光色・電球色の使い分けを住み心地を考えずに、カッコ良さで選択していること。
■せっかくの窓もカーテンやシャッターにより、閉ざされていること。

などですね。

これらのことをきちんと考え抜かれたプランの場合、
ご主人が仕事を終え、疲れて車を走らせ家に近づいていくと、
カーテンの無い「型板ガラスの窓」にキッチンで料理をしている奥様の姿、リビングではしゃぐ子どもの姿がぼんやりと映っているのはとてもいいものです。
思わず「ただいまー！」って声も大きくなり、子どもがバタバタとお出迎えし、
「パパ！今日のご飯はハンバーグだよ！」
「そうか、じゃあハンバーグが焼けるまでに一緒にお風呂に入ろうか？」
「うん、パパと一緒にお風呂に入る！」
なんて会話が聞こえてきそうで、その瞬間に疲れも吹っ飛ぶ姿が目に浮かぶようです。

何も考えずに建てた家と、隅から隅までそのひとつひとつに考え抜かれた意味を持つ家とでは、住まわれた後の満足感が圧倒的に異なるものです。
R+house津では、その部材選びのひとつひとつに対し真剣に取り組み、メーカーと折衝を繰り返しています。

照明プランひとつにしても、ご家族の生活スタイルをきちんとヒアリングさせていただき
そのご家族の生活時間に合ったプランを立てていくわけです。

たとえば、寝室を真っ暗にして寝るタイプの方と、小さな灯りを点けて寝る方、ＴＶをタイマーセットし寝る方
寝付くまでに時間がかかる方と転んだら即寝る方、
寝るスタイルひとつをとっても、ご家族によってそれぞれ違って当たり前なんです。
これらのことをきちんとヒアリングすることなく、良いプランなんてできあがるはずもありませんよね？

人生３大資金のひとつを費やし、人生をかける家ですから
新聞チラシで平面図を眺めているだけでなく、そういった高いレベルで設計していきたいものです。
そういった家を見たことがないと思われる方は、どうぞ「実際の住み心地、随時見学会」へいらしてください。
ゆっくりとご説明させていただきます。

詳しくは、「http://lien-house.com/rhouse」の表紙でご確認ください。

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大型バスにて、プラスターボード(住宅の壁材)工場
そしてR+house津でおなじみの造作フルオーダー家具工場
を見学し、お千代保稲荷を参拝、散策する
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http://lien-house.com/rhouse/

日時：1/19(土)　9時
出発：メッセウィングみえ出発

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参加費用：１家族様５００円
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1/27(日)13:30〜15:00

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[定員]
先着5組様(残り4組様)