お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

抜けをつくる


建築家が良く使う言葉に「抜けをつくる」というものがあります。
少し意味がわかりにくいかも知れませんが、
野球に例えると、
「センターとレフトの間、左中間を抜けた!」
とか使われる、あの「抜け」です。


つまり塞がっているであろう場所を何かが突き抜けていくことを指しますよね?


建築の場合、その何か?は視線となります。


これはあくまでも塞がっているところを突き抜けてこそ「抜ける」であり、広い草原を眺めていても、視線が抜けるとは言いません。
草原はもともとが広がっているもので、視線も、もともとが広がっているものだからです。


このことを想像すると、建築家の言う「抜けをつくる」とは
視線が狭い範囲で、言わば直線的に1本の線上に乗り、もしかしたら塞がれているであろう場所を抜いて向こう側に伸びている様子ということになります。


人間の想像内では、塞がれているであろうと思ってしまっている箇所が塞がれずに、視線の方向に集約されていくわけですから、空間認識への思いが強くなり、脳は、思わぬ軽い驚きと感動を感じるのです。


つまり、人間って過去の経験から何でも勝手に想像して動いているのです。


ただし、初めて見た際には感動しても、そこにずっと住まわれるわけですので、すぐに慣れてしまうでしょう。


しかし、この無意識の感動が、今度はその家に対する無意識の居心地の良さへと繋がっていくのです。


R+house津の家では、極力開き戸は使いません。


必ずドアを閉める、トイレや納戸のような場所では使いますが、それ以外はできる限り、引き戸です。


しかもハイドア(天井までの高さがあります)の引き戸は、開いてしまうとその建具自体の存在感が消えます。
目の前にある建具が姿を消し、その先に空間が伸びていきます。


閉まっていた戸が開き、視線が抜けていくことで広く感じるわけです。


これは、後日お話する「夏涼しい家」にも繋がっていく重要なポイントなのです…。


実は、Q値2.7以下、C値1.0以下の高気密・高断熱住宅であれば、今や冬暖かい家は当たり前で、勝負は夏に涼しい家かどうかなのですよ。




次回、完成観賞会は、12/8(土)・9(日)10:00-17:00に決定しました。
23号線すぐ近くの大変お客様が集まる地域です。
両日とも限定10組様とさせていただきますので、お早めにご予約くださいね。


8日(土):残り06組様
9日(日):残り08組様


http://form1.fc2.com/form/?id=758792



〜各種勉強会のお知らせ〜

[コース]
◇トータル資金勉強会(90分)
◇賢い家づくり勉強会(90分)

◆オプション
「本当の知識を身につける、太陽光発電システムとは?」(30分)
「IHとガス、比較料理体験」(60分)
「アトリエ建築家の腕」(15分)

[時間]
9:00〜21:00(開始時間:お好きな時間にスタート)
[場所]
□R+house津(津市大門1-32リアンビル1F)
□松阪店(松阪市駅部田町123-3エクセレントビル2F)


[ご予約]
・お電話 059-229-7200
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