津市O様より「賢い家づくり勉強会」への参加申込をいただきました。
O様は、現在大手ハウスメーカーとの建築を検討中とのことですが、少し納得がいかない部分があるようで、原点に返って家づくりのモノサシを勉強していただきます。
当日は、知っているようで知らない建築業界の話や建物を見る目などお話させていただきますので、お気軽に楽しんでくださいね。
質問事項等ございましたら、箇条書きで結構ですのでお持ちください。
当日はよろしくお願いいたします。
すでに勉強会にご参加された皆様は、ドイツの住宅ってどんなに優秀なのかご存知ですが、どれくらいの差があるのか調べると驚くばかりです。
まず、昨年日本において「ヒートショック」で亡くなられた方は14,000人です。倒れた方を入れると、もうどれだけの数字になるのか想像もつきません。
交通事故の死者数が5,743人ですから、実に2.5倍。
なのにドイツでは、ヒートショックはほとんど存在しないと聞きます。
よくよく調べれば、ドイツにおける建築基準法を満たす住宅は、日本ではなんとわずか1%しか無い現実があるのです。
つまり、日本では高性能、高性能と謳われている住宅さえも、そのほとんどがドイツにおいては建築基準法違反、つまり法律違反の家になるのです。
参考)世界各国及び国内各地の省エネルギー基準「Q値」「C値」の比較
(数値は小さいほど優秀となります。)
日本 2.70w/m2k(三重県地域)
アメリカ 2.74
イギリス 2.03
フランス 1.65
カナダ 1.43
ドイツ 1.16
※R+house津、松阪市H様邸 1.75(参考データ)
C値
日本 5.00(三重県地域)
アメリカ 4.55
ノルウェー 1.65
ドイツ 1.16
※R+house津、松阪市H様邸 0.35(参考データ)
家の燃費を評価するエネルギーパスにて比較すると、日本とドイツの住宅では約4倍の差があると言います。
ドイツは気候的には日本の仙台と同程度ですので、ほぼ同じ風土、人口。同じ敗戦国として戦後、高い技術力と勤勉さで世界有数の経済大国として競ってきた日本とドイツ。
なのにこの差って何なんでしょう?
そうドイツは「自分たちの商売のため」ではなく、「未来の子どもたちのため」を思って家づくりをしてきたからです。
日本とドイツは同じように2度のオイルショックを経験し、それを機に原発開発を進めてきました。しかし、1986年あのチェルノブイリの事故を受け、この大事故を境に日本とドイツは違う道を歩みだしたのです。
それから26年。
ドイツの首相は「2022年までに原子力発電を0%にする」と宣言し、ドイツの大人たちはその目標を達成しようとしているのです。
我々日本人はどうでしょう?
チェルノブイリ級の原発事故を体験したにも関わらず、まるで対岸の火事かのように日本の建築業界の大人たちはエネルギーがなくても快適な家を造ろうとはしていません。
逆にエネルギーが無くては動かない、まるで機械のような壊れたら使えないメカ装備住宅へと走っています。
建築業に関り22年を数えた株式会社高正工務店では、未来の子どもたちの笑顔のために、大人としての道を歩いていきたいと思います。
[参考文献:日本の住まいの新基準 早田宏徳著]
〜各種勉強会のお知らせ〜
[コース]
◇トータル資金勉強会(90分)
◇賢い家づくり勉強会(90分)
◆オプション
「本当の知識を身につける、太陽光発電システムとは?」(30分)
「IHとガス、比較料理体験」(60分)
「アトリエ建築家の腕」(15分)
[時間]
9:00〜21:00(開始時間:お好きな時間にスタート)
[場所]
□R+house津(津市大門1-32リアンビル1F)
□松阪店(松阪市駅部田町123-3エクセレントビル2F)
[ご予約]
・お電話 059-229-7200
・WEB http://lien-house.com/rhouse/
R+houseで家を建てなければいけない必要はありません。私たちのことを信頼できると思って頂いたときに、ご相談して頂ければと思いますので、匿名でも結構です。お気軽にご参加ください。
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