お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

玄関


「玄関」という言葉をを調べてみました。
漢字には必ず何らかの意味があり、それで名前が付けられているはずですが、どうも「玄関」という意味がわからなくて調べてみました。


するとどうやら、中国の老子の「玄妙な道に進み入る関門」が語源と見つかりました。
これは仏教用語で、「奥深い、さとりの道への入口」を示しています。これでわかりましたが、もともと玄関は場所をあらわす言葉ではなかったのですね。


やがて禅寺の門を玄関と呼ぶようになり、しだいにその言葉が広がって寺の書院の入口なども玄関と呼ばれるようになったそうです。
一般の家の正面出入り口や、人が多く集まる場所の出入り口が「玄関」と呼ばれるようになったのは江戸時代になってからで、その当時は「げんか」と呼ばれていたそうです。


日本にも文明開化とともに洋風建築が建ちはじめ、今では当たり前の洋風ドアが入ってきました。


このドアですが、なぜ日本のドアは外開きなのか?ご存知でしょうか?


実は、外国のドアは内開きがほとんどなのです。
はっきりと断言はできませんが、お寺の建築や仏壇の扉が外開きであることを考えると、何らかの関係があるのではと思います。


現実的なお話をすれば、日本人は靴を脱いで家に上がるからということも関係しているでしょう。
もし、内側にドアが開いたら置いてある靴や下駄箱と干渉してしまいますよね。よく考えれば、靴のまま室内に入るホテルのドアなどは内開きのままですよね。


もっと深く考えてみると、平和な日本と違い、諸外国は敵から身を守らなければならなかった歴史があります。
内開きドアならば、ドアを閉めて内側で家具などを立て防御すれば、敵が入りにくいですよね?
安全な国、日本では外開きでも大丈夫と考えたのかも知れません。


逆に信心深い日本では、外からくる厄災や魔物から家を守ることを重視しており、外に開く方が追い出すイメージになるかと思います。


今でこそ、神社のお札を飾っている程度ですが、昔は玄関にスズメバチの巣やハリセンボン(共に魔よけ)、烏団扇(扇ぐことで害虫駆除や病気回復のご利益がある)を飾った家もありました。
植物でも万年青(家が栄える)、南天(難を転じる)など縁起をかついたものを置いたりしていたのです。


住宅をプランニングする上で、こうして「古きを尋ねて新しきことを知る」ことはとても大切では無いでしょうか?


何も、今の流行の家がそのまま素晴らしい家だと限ったわけではありません。住宅ローンを支払っていくのはお客様ご自身なのです。
少々使いにくくたっていいじゃないですか?
不便な箇所があってもいいじゃないですか?
それよりも、自分たちの暮らし方に合った家こそがとても大切な気がします。





次回、完成観賞会は、12/8(土)・9(日)10:00-17:00に決定しました。
23号線すぐ近くの大変お客様が集まる地域です。
両日とも限定10組様とさせていただきますので、お早めにご予約くださいね。


8日(土):残り06組様
9日(日):残り08組様


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〜各種勉強会のお知らせ〜

[コース]
◇トータル資金勉強会(90分)
◇賢い家づくり勉強会(90分)

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「本当の知識を身につける、太陽光発電システムとは?」(30分)
「IHとガス、比較料理体験」(60分)
「アトリエ建築家の腕」(15分)

[時間]
9:00〜21:00(開始時間:お好きな時間にスタート)
[場所]
□R+house津(津市大門1-32リアンビル1F)
□松阪店(松阪市駅部田町123-3エクセレントビル2F)


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