お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

逆箒(さかさほうき)


家の顔は玄関。
来客のうち、70%は玄関先で用事を済ませて帰られると言われています。
年配の方は、よく玄関先や縁側で長話になり、


「どうぞ上がってください」


「いえいえ、ちょっと用事がありますので」


などと遠慮しながらも、1時間も立ち話をしていたなんてよくあることですよね。


京都では、長居するお客様に早く帰って欲しいときにする伝統的なおまじないがあります。
箒(ほうき)を逆さに立て、手ぬぐいをかけて客がいる襖の向こう側で立つ「逆さ箒」です。


サザエさん」や「一休さん」など昭和を象徴する漫画には、この光景はよく出てきます。今は箒が無い家も多くなりましたので、ドラマなどでもこういった光景もあまり見なくなりましたね。


なぜ、箒を逆さにして手ぬぐいをかけるのか?


いろんな説があると思いますが、


箒は掃き出す道具であり、いやな客を追い出すという意味もあるのではないでしょうか?


また、箒を持ち出すことで掃除中であるということをアピールし、忙しいから空気を読んで早く帰ってくださると助かる。という意味も考えられます。


他には、神主さんが御幣を振るしぐさに似ているため、悪霊を追い払うしぐさからきているという説もあるそうです。


昔は、本屋で立ち読みしていると、店主がわざと近くでハタキを持ちだしてパタパタやる漫画がありますが、これも箒を持ちだすのと同じような意味を持ちますよね。


逆さ箒がなぜ「箒にハタキ」ではなく「箒に手ぬぐい」かというと、昔は掃除と言えば手ぬぐいでした。ハタキだと埃が舞うので横着なイメージであり、手ぬぐいだと埃が舞わず、上品なイメージがあったのです。


ちなみに、お隣のタイ国でも出入り口に箒を逆さに立てかけておくという習慣があるそうですが、意味は異なるようです。
どうやら、嫌な客が帰った跡にその箒でバシバシ掃き清めるためだとか。
さしずめ日本では、いやな客が帰ったあとに塩を撒くのに似ています。


玄関ひとつとってもいろんな物語があるのが「家」です。


外構から始まり、間取り、外観などトータルで「家」を考えないで、後から取ってつけたように玄関を作った「家」では、そこに物語が見えません。
一流の建築家がデザインされた家は、そべての部材に意味があり、その意味は年齢を重ねるごとに見つかってくるものです。


家の方が先に痛むのではなくて、一緒に年齢を重ねる
シワもできるし、傷がつくかも知れません。
そのひとつひとつを思い出とし、どんどんご家族と一体化していくのが良い家だなとR+houseは考えます。





次回、完成観賞会は、12/8(土)・9(日)10:00-17:00に決定しました。
23号線すぐ近くの大変お客様が集まる地域です。
両日とも限定10組様とさせていただきますので、お早めにご予約くださいね。


8日(土):残り07組様
9日(日):残り09組様


http://form1.fc2.com/form/?id=758792



〜各種勉強会のお知らせ〜

[コース]
◇トータル資金勉強会(90分)
◇賢い家づくり勉強会(90分)

◆オプション
「本当の知識を身につける、太陽光発電システムとは?」(30分)
「IHとガス、比較料理体験」(60分)
「アトリエ建築家の腕」(15分)

[時間]
9:00〜21:00(開始時間:お好きな時間にスタート)
[場所]
□R+house津(津市大門1-32リアンビル1F)
□松阪店(松阪市駅部田町123-3エクセレントビル2F)


[ご予約]
・お電話 059-229-7200
・WEB http://lien-house.com/rhouse/


R+house津のオフィシャルホームページは、こちら


R+houseで家を建てなければいけない必要はありません。私たちのことを信頼できると思って頂いたときに、ご相談して頂ければと思いますので、匿名でも結構です。お気軽にご参加ください。
お客様の意に沿わないアンケートや押しかけ営業、電話攻勢は一切ございません。