教えることは学ぶこと

本日は、大阪のとある工務店様にコンサルタント出張となります。

いつも思うのは「教えることは学ぶこと」。おそらくどの先生も教えることにより、学ぶ人たちよりも学んでいるという現実があり、伝えることがいかに難しいのかを実感できる時間となります。

こういった出張の際には必ずデパートや美術館、最新の施設などを視察し、センスを磨く努力をしていますが、いつもそこで思うことは三重県には洗練されたデザインが少数ですね。むしろわざと田舎臭くデザインしているのかな？とさえ思います。

例えば、三重のお店では入荷されている商品をこれでもかと棚に並べられていますが、洗練されたお店では店内になるべく商品を並べません。

財布ひとつ見るにも、そこには１色しか置いていなく、他の色は裏のストックに在庫をしているといった感じですよね？

特に女性のアパレル、化粧品売り場の設えなどは群を抜くものがあり、まるでヨーロッパを思わせる店も少なくありません。

なんだか常に１歩、先へ先へとデザインされているような気がします。

最近のデザイン傾向は、見た目の意匠というよりも「アイデア勝負」といった部分があり、機能性良くシンプルに美しいことがトレンドの様子です。

そういった既成品があまりありませんので、アール津では独自にデザインし、家具屋さんや大工さんにつくっていただくという手法で、美しい佇まいをつくりあげていきます。

肝心のコンサルタント業務の方は、コロナにより世の中が変わる変わると随分と煽られている傾向にありますが、実は大きな欠点を抱えているといった問題があり、そのあたりを解説できればと考えて臨みます。

そのヒントは人は「モノサシ」を持っているということです。しかもその目盛りは人により大きく違います。この人が持っている「モノサシ」を感じ取れるか？どうかがwithコロナ時代の大きな分かれ目となっていくことでしょう...

■アール津オフィシャルホームページ→　http://lien-house.com

 ご予約電話→059-229-7200（留守の際は転送されます）

メール→info@lien-house.com

※駐車場は、「居酒屋CINDY（津市乙部１４-１６ ）」の「駐車場右寄（きりんビル側）」をご利用ください。

（受賞履歴）

・2020.日本金属サイディング工業会施工例全国最優秀賞受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞

・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞

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 ■建築何でも質問箱

匿名で結構です。お家のことで知りたいことがあれば、ご質問ください。

（質問に対する回答は、質問者が特定できないように配慮した上で、このブログに掲載させていただきます。）→info@lien-house.com

■合計５７ご家族様のオーナーズ・ブログも好評です。
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R+house津では、お客様の意に沿わない追客活動をすべて放棄します。
工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。

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定期点検という名のお茶会

「心待ちを繰り返す家」建築家：フジタオサム

本日は、桑名市M様邸の2年半の定期点検にお邪魔しました。あっと言う間にもう２年半なのですね...。

思えば初対面は、「切り拓く家」様の完成観賞会。

当時は伊丹市に住まわれていて、わざわざ見学に来てくださいましたが、「アール津は皆様、初めて顔を合わせた日にサインされますが、私たちはそんな高い買い物をすぐに決断するなんてできませんから…」なんて言いながら玄関までのアプローチを一緒に歩きました。

その1時間後には、もちろんサインをしてしまい、「なんでだろ？」って一緒に大笑いした日のことを思い出しました。

いつも美しくしていただいてて、とても嬉しい気分に浸れます。M様、ありがとうございます。精魂込めて取り組んだ甲斐があります。

M様奥様は、家づくりが楽しかったようで、この業界の仕事に関わりたいと思い、最近大手量販メーカー様に勤められたそうです。

そこの立派なモデルハウスと比較しても、自分はこの家の方がいいと思うと言ってくださいます（嬉

M様宅は、室内のあちこちにグリーンが置かれており、センスの良いポスターなども目につきます。

そういったものを上手く飾られると、より家が引き立ちますね！

肝心の定期点検の方は、換気システムのダクトが１か所外れてしまっていたのみということで、後はテーブルを囲みお茶会です。

オシャレなお菓子をいただきながら、よもやま話で盛り上がりましたが、M様と話をしていると気が合って話が尽きません(笑)

行かないといけない仕事もありますので、続きはまた、ということになりましたが、本当にまた楽しい時間を一緒に過ごしたいものです。

何よりも驚いたのが、このヒマワリ(笑)

肥料をやりすぎじゃない？と思うほど成長されていて自立困難(笑)もうすぐ黄色い大輪の花を咲かせますね。下にあるイチゴも沢山取れそうです！！

この家もしっかりと生きていました！嬉しい限りです。

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・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞

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津市N様邸上棟

梅雨の合間の晴天に恵まれて津市N様邸が上棟されました。いつものように現場一番乗りを果たし、大工一同を迎えます。

大工工事は電動丸ノコ機や釘打ち機、エアコンプレッサーなど様々な工具を使いますが、毎日毎日それの上げ降ろしだけでも大変です。

実は、良い職人、悪い職人なんて車の中を覗けばすぐにわかります。仕事ができる奴は、段取りが素晴らしくて、車の中はきちんと整理整頓されているものです。

荷台を改造し、うまく棚を付けたりしながら欲しい道具がパッと手に取れるように工夫をしているものです。

上棟時に登場する子どもたちの憧れのクレーン車。このオペレーターが下手くそでは、大工は怖くて仕事ができません。高いところに登っていて重量物で押されたら落ちるしかありませんからね。

クレーン車にも様々な計器が付いていて、安全対策もバッチリですが、それでも目と勘が悪くてはこの仕事はできません。

例えば電線があるところに荷を吊りあげると、その吊りあげワイヤーが電線の向こうにあるのか？こちらにあるのか？でさえも私たちが見るとわからないものです。

上棟作業中とは思えないほど整然と片付いた室内ですが、これも大工の腕を見極める重要な要素。

物が散らばっていると危険なこともありますし、物をあっちにどけ、こっちにどけしながらの作業は効率が悪いものです。

どのように片付けたら効率が良いのか？先の先まで考えながら作業をする習慣がついているとこのような綺麗な室内となるわけです。

美しくバランスの取れた外観が現れました。

一般的に家を建てるとなると、間取りや外観ばかりに気を取られますが、私たちのデザインは、まずは敷地に対する計画から始まります。

この敷地にどんなかたちの建物を置けばしっくりと馴染むのか？どんな配置をすれば、この敷地を最大限に活かすことができるのか？

それさえ決まればもう設計の半分以上はできたようなものです。

N様は、家を建てるなんて夢の夢だと思っていて、まさか実現できるとは思ってもみなかったと大変喜んで下さいましたが、こうして実際に建物の骨組みができあがり、少しづつ実感が湧いてきたのではないでしょうか？

N様は、私たちに全てお任せして下さいますので、おそらく最終的にどんな設えになるのか？想像ができていないことと思いますが、アッと驚くようなバランスの取れたオシャレな住宅ができあがりますので、ご安心下さい。

本日はおめでとうございました。

また、沢山のお心遣いをありがとうございました。

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営業マンに聞いたらビビる質問

WEBを通していろんな情報が簡単に入手できる時代になりましたが、この業界の本当のことを話される方は少数ですので、一般の方が正しい情報をつかむことは不可能と言ってしまっても良いかも知れません。建築業界は、それだけグレーな藪の中なのです。

建築会社を比較するのに大切な部分は、その会社がどれだけ勉強をしているか？に尽きます。

それを確かめるのに一番良い質問は、「構造計算はされていますか？」ですね。

おそらく営業マンは、「大丈夫です！」と答えると思いますが、それは単純にCADソフト等で入力したものから導き出された簡易的な結果です。

全国で建てられている住宅のほとんどは構造計算はしていないと思います。

まだ記憶に新しい熊本地震では、これまで安全とされてきた2000年以降の「新耐震基準」の建物が多くの被害を受け、あの「長期優良住宅」に認定された建物までもが倒壊した事実はご存知でしょうか？

大事なのは、最も信頼性の高い「許容応力度計算」です。耐震性の高い建物になっているかをきちんと証明できる計算方法は、今のところこれしかありません。

実は営業マンが聞かれて一番ビビる質問はこれ！

「２階建でも許容応力度計算をされていますか？」

ですね。覚えておいて下さい。

法律では３階建以上は「許容応力度計算」が義務付けられていますが、２階建以下では義務付けられていません。

このことから多くの会社は構造計算（許容応力度計算）をしていないのです。

質問では「2階建てでも」と付け加えて逃げ場をなくすのがミソですね。

じゃあなぜ、構造計算（許容応力度計算）をしないのかといった疑問が生じると思いますが、工務店にとって「構造計算屋に依頼すると時間とお金がかかる」からですね。

そのことにより建築が約1か月ほど遅れ、その費用も20～50万程かかるからでしょう。

アール津はもちろん熊本地震のような悲劇を起こさないために、１棟１棟、許容応力度計算を行い確認をしているのでご安心下さい。

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良質の建築会社を探すのに一番良い方法は？

17日の上棟を待つ津市N様邸

建築現場の工事管理は誰がするの？と聞くと一般的には現場監督と答えられるかと思いますが、それだけでは工事はうまくいかないことが多く、良い建物はできないと断言できます。

あの世界一とも言われる建築家安藤忠雄先生でさえ、モノ作りへの執着が強い建築家として知られ、しょっちゅう現場に顔を出されるそうです。

そんな話を聞くと、建設現場の職人たちから嫌われていそうに思えますが、そうではない。むしろ安藤氏は職人の心をつかむのがうまい建築家としても知られています。

だから良いものがつくれるのです。

「現場に寄り添ってくれていると感じさせる建築家の熱意は、確実に職人へ伝わる。次第に職人たちは安藤先生が見ていることを意識しながら施工するようになる」と言った図式ですね。

これらのことを肝に銘じ、私たちは週に２回現場を回るようにしています。この目で見ないことには職人の苦労はわかりませんし、現場のことも覚えられません。

擁護壁工事中の津市O様邸

私たちは好き放題に、こうしたいああしたいと言いますが、私たちのデザインには「こうだからこうしたい」といった施主様の人生を豊かに変えるための理由があり、それは図面では伝わらないことが多いのです。

私は、家を見たらそこに住まわれる人の「ヒトとナリ」が映し出されるような住宅が好みであり、それと相反する大手量販ハウスメーカーのような規格住宅は、せっかく大金を支払うのに…とオリジナル性が欠けることに寂しさを感じてしまいます。

30日に上棟を迎える津市N様邸

私は職人達は、お金のためだけに仕事をしていないと信じています。

自分の仕事に誇りを持って、良いものをつくりたいという気持ちで取り組んでいるはずです。そうでなければ、あんな暑くて寒いハードな仕事をお金で計算したら割に合うはずがありません。

自分たちの「腕を買われて信頼を得て仕事を取っている」というプライドがあってこその職人です。

私たちがしっかりとその現場に込められた思い、どうしてそうしたいのか？どんなものをつくりたいのか？をしっかりと伝えることができるならば、現場管理なんて職人ひとりひとりがきちんと相談してやってくれます。

彼らはプロですから。

きちんと家を建てることは皆様の想像よりも遥かに難しく、それができる建築会社なんてひと握りでしょう。

もし、建具屋、クロス屋、ハウスクリーニング屋などの仕上げ工事を行っている知人がいたら尋ねてみて下さい。彼らは家の出来栄えをとても良く知っているはずですから、良い建築会社を紹介してもらえると思いますよ。

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「見守られる家様地鎮祭」おめでとうございます！

日曜日にも関わらずこうして職人全員が揃うアール津の地鎮祭。全国の工務店が真似しようにもできないと聞きますが、私たちが気持をひとつに向けて、これを達成するのに数年間掛りました。

今ではこうして誰が声を掛けるでもなく、きちんと糸を引いたかのように整列できるようになりました。

思えばこれを始めた頃は、小学生にできることが何でできないんやと、私たちの思いを伝えるためにいろんな研修会を行ってきたことを思い出し、写真を見て涙が出ました。

一般的には工務店があってこその職人たちですが、アール津は正反対でこの職人たちが私たちの思いに賛同くださり、支えてくれているのです。

奥様のご実家の隣ということもあり、奥様の両親に祖父祖母、そして友人まで集まっていただき、Ｋ様の人柄を表すような地鎮祭でしたね。

なんとＫ様は、アール津のアールプラスハウスでは最年少の２２歳夫婦（アイムの家での最年少は１９歳契約の２０歳着工）。皆に愛されたこの日のこと、周りへの恩を忘れずに、アール津の家で豊かな人生を歩んで欲しいなと思います。

そして、忘れずに友達を沢山紹介してください(笑)

ご主人は慣れない儀式で「草仮初（かりそめ）の儀」は大変緊張され、奥様はそれを見て大変面白かったとか(笑)

という奥様も、いつもは面白いことばかり言っていますが、今日はいつになく真剣そのものでしたよ。

儀式に退屈したお子様は婆ちゃんと散歩に出てしまいましたが、お腹の中には次の子もいます。こうして３世代に渡り隣同志に住んで助け合うなんて、まさに豊かな人生かも知れません。

今までは助けてもらうばかりだったかも知れませんが、今度は一国一城の主として困った時には喜んで助けてあげて下さいね。

心が綺麗なご主人は、休みの日に義祖父祖母の家業を手伝うつもりだとかで、お金では買えない本当の贅沢を知っていくことでしょう。

地鎮祭も終え、「直会（なおらい）の儀」では、Ｋ様家・Ｓ様家の家門（いえかど）の繁栄、そしてアール軍団の工事の安全を祈願し、皆で乾杯しお神酒を頂戴しました。

最後にアール軍団ひとりひとりが施主様とお顔合わせし、ご挨拶。

さあ、工事が始まりますよ！ということで、だんだん気合いが入ってきました。

先日に仕様打合せをさせていただきましたが、私たちがああでもない、こうでもないと頭を悩ませて提案させていただいたプランもほぼ全てご採用いただけそうで、嬉しい限りです。

私たちアール軍団が一丸となって、必ず期待以上のお家をつくって見せたいと思います。

Ｋ様、本日はおめでとうございました！！！

何よりも雨が降らなくて良かった！！！

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仕様打合せに没頭の一日

「平坦に整える家」様の仕様打合せ

本日は午前、午後と２件の「仕様打合せ」。共に２時間をかけて様々な仕様を決定しました。

午前の「見守られる家」様は、フレンチテイストも取り入れた美容室を思わせるような斬新な内観。

建築家白子先生の設計を活かし、パブリックゾーン、回廊ゾーン、プライバシーゾーンを床材にて区分けしていきます。

パブリックゾーンのＬＤＫはオーク無垢材乱尺張り、回廊ゾーンはグレーの焼杉風タイル、プライバシーゾーンはオーク無垢材ＵＮＩ加工張りといった具合です。

中庭を囲む回廊がこの家の特徴。

まるで小学校のグランドを眺めながら歩く廊下のようですが、その回廊をあえて異空間に仕上げたくご提案。

その回廊を歩きながらトイレへ向かうと自然と目に入る洗面台を、これまた平田タイルのボールにて美しく仕上げて目を惹かせます。

平屋ながら吹抜け天井も持ちますので、そこはフレンチカラーにてドライフラワーなどがとても映えるような空間に白いシーリングファンが回ります。

午後の「平坦に整える家」様は、とても重厚感のある洋画に出てくるかのような空間にアレンジ。

アメリカンブラックウォールナット無垢材が敷きつめられたリビングには、お馴染みのkitchenhouseメルクリオ・カラーにて背面収納まで揃えられます。

ＴＶ背面の壁も、これまたウォールナット・タイルにてホテルリッツカールトンのフロントのような設えに整え、落ち着きのある空間にキャメルのニーチェアが置かれます。

この家の外観は、まるで美術館のような静かな佇まいですが、玄関までのアプローチが京都を思わせる粋な風情。

扉を開けるとそこは落ち着いた古めかしいフレンチ空間ですが、廊下を通りＬＤＫに入ると現代フランス空間に変わり、リビングスペースはミッドセンチュリーを思わせるような設えです。

それぞれの家族にそれぞれの心を豊かにするテイストがあり、私たちはそれに合わせて十二分に準備を整えてこの日に臨みます。

もちろんご予算のことがありますので、採用できるかどうかはわかりませんが、一応これがベストといったオプション提案もしないことには、後で後悔させてしまうことにも成りかねません。

最近のお客様は、ＳＮＳ等で沢山の施工例などを調べて来られますが、アール津の提案はそういったものにも出てこない空間ばかりですので、戸惑うことが多く、完成形を想像することはなかなか難しいかと思いますが、出来上がればビックリですよ。

午前中のＫ様は、いつものように奥様の親友も付き添ってくださいますが、そのまだ結婚もしていない友達の方がノリノリで楽しそうに参加してくれたのが印象的でした。早く結婚してアール津で家を建てて欲しいものです(笑)

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