建築現場の工事管理は誰がするの？と聞くと一般的には現場監督と答えられるかと思いますが、それだけでは工事はうまくいかないことが多く、良い建物はできないと断言できます。
あの世界一とも言われる建築家安藤忠雄先生でさえ、モノ作りへの執着が強い建築家として知られ、しょっちゅう現場に顔を出されるそうです。
そんな話を聞くと、建設現場の職人たちから嫌われていそうに思えますが、そうではない。むしろ安藤氏は職人の心をつかむのがうまい建築家としても知られています。
だから良いものがつくれるのです。
「現場に寄り添ってくれていると感じさせる建築家の熱意は、確実に職人へ伝わる。次第に職人たちは安藤先生が見ていることを意識しながら施工するようになる」と言った図式ですね。
これらのことを肝に銘じ、私たちは週に２回現場を回るようにしています。この目で見ないことには職人の苦労はわかりませんし、現場のことも覚えられません。
私たちは好き放題に、こうしたいああしたいと言いますが、私たちのデザインには「こうだからこうしたい」といった施主様の人生を豊かに変えるための理由があり、それは図面では伝わらないことが多いのです。
私は、家を見たらそこに住まわれる人の「ヒトとナリ」が映し出されるような住宅が好みであり、それと相反する大手量販ハウスメーカーのような規格住宅は、せっかく大金を支払うのに…とオリジナル性が欠けることに寂しさを感じてしまいます。
私は職人達は、お金のためだけに仕事をしていないと信じています。
自分の仕事に誇りを持って、良いものをつくりたいという気持ちで取り組んでいるはずです。そうでなければ、あんな暑くて寒いハードな仕事をお金で計算したら割に合うはずがありません。
自分たちの「腕を買われて信頼を得て仕事を取っている」というプライドがあってこその職人です。
私たちがしっかりとその現場に込められた思い、どうしてそうしたいのか？どんなものをつくりたいのか？をしっかりと伝えることができるならば、現場管理なんて職人ひとりひとりがきちんと相談してやってくれます。
彼らはプロですから。
きちんと家を建てることは皆様の想像よりも遥かに難しく、それができる建築会社なんてひと握りでしょう。
もし、建具屋、クロス屋、ハウスクリーニング屋などの仕上げ工事を行っている知人がいたら尋ねてみて下さい。彼らは家の出来栄えをとても良く知っているはずですから、良い建築会社を紹介してもらえると思いますよ。
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（受賞履歴）
・2020.日本金属サイディング工業会施工例全国最優秀賞受賞
・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞
・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞
・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞
・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞
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