急に寒くなりましたが、Qhouseの年末には3件の上棟が控えており、絶賛基礎工事中。建築は積み木と言われるとおり、この最初がダメならばどんどんとズレていってしまいます。目の前の1mmのズレは、10M先では数センチのズレになることもあるのです。
Qhouseでは木造在来工法ですが、アメリカで誕生した2×4(ツーバイフォー)住宅ではこの精度は全くもって保てなく、10㎜くらいのズレは当たり前に起こります。これをうまくごまかせる処理ができるのが大工の腕になるわけです。
ただし、地震にはめっぽう強いのがツーバイフォーと言われてきました。面で支えるために地震の力を分散できるわけですね。
昨今では、柱と梁からなる在来工法でも構造パネルを張ることが多くなったので、同様に面で力を分散させますので、ツーバイだから強いとも言えなくなってきています。
建築も日々進化しているわけです。
良いものばかりを求めれば当然価格は跳ね上がってしまいます。お客様は何が本当に良いのか悪いのか?これだけ情報が溢れる世の中ですのでさっぱりわからないことでしょう。
SNSを見ても、それは新築のお家の話題ですから、瞬く間に平気で傷むものを使っていても気づいていない人も沢山いると思います。
お客様の予算に合わせた上で生涯を考えたジャッジがきちんとできる建築会社がこれからの正しい姿かと思うわけです。
お客様はご自身で優先順位を決めることは難しいですからね。
価格以上の価値ある家づくりを求めることが大切です。