アール津の売り物のひとつが、美しい佇まいをつくり出すデザイン力。モデルハウスでもなく、一般住宅で数々の建築関係の賞をいただいています。
デザインのこともブログに書いて欲しいとせがまれるので、今日はこの画像を解説。
まずは、右側に玄関への通路、左側に階段への通路とシンメトリー（上下・左右の対称）な間取りをさらに活かすために、TV上部の壁を下げました。
これにより目の錯覚は、逆にTVの部分を凹ませたように見えますよね？さらにそのことを強調するように垂れ壁の角にウォールナットを引き割ったラインを組み込んでいます。（大工さんの腕が流石です）
そして、よくTVを照らすという、昔おテレビ様だった頃の間隔が抜けきらない人もいるのですが、私たちは照らしません。
Panasonicの照明プランナーに計画をお願いすると、必ずTVを照らしてきますが、それはやはり元々がNationalのTVで売ってきた会社だからでしょう。
TV台は、家具屋さんにオーダーし、メラミン材仕上げにて造作。オートクチュールな一品ものは、高額ですが一生ものです。
その凹みの左側にあるモンステラを照らしているのは、ピンスポットのグレアレス照明。天井にも4灯のグレアレス照明が見えます。
必要な場所だけ的確に照らし、その周りは明るさを押さえて疲れた一日を癒してくれます。また、ここは外の景色が素晴らしいので、グレアレス照明を使わないと、窓ガラスに反射して外が見えないのです。
右端の玄関への通路には、京都から取り寄せた「暖簾」
この家では外観、そして玄関だけは「和」テイスト溢れる京都の町屋をイメージしてコーディネートしました。訪れた方が、まるで自分の家に帰ったかのような安らぎを覚える仕掛けです。
その前に置かれたサーキュレータは、ちょうど吹抜け上にあるエアコンを効率良く回すためのもの。この家では真夏にエアコン１台で十二分に暮らせました。
設定温度は常に28度くらいだそうです。
左の本棚のような棚の中には実は「蓄熱暖房機」が隠されています。
もうそろそろ寒くなったのでONにされたかも知れませんね？また使い心地を聞いてご報告しますね。
置かれている椅子は快適な座り心地を、好きな場所に持ち運べる「Nychair X（ニーチェアエックス）」。
シンプルな構造で組み立て簡単、約一畳のスペースでゆったりとくつろげる折りたたみ椅子。徳島県出身のデザイナー新居猛先生が1970年にデザインし、50年以上経った今も、国内外を問わず愛され続けている「カレーライスのように愛される椅子」です。
その左側の椅子の横には使いやすい位置にコンセント。ipadやスマホをよく触るお客様ですので、考慮しています。
周りの光を反射せずに和らげるクロスは、卵の殻からつくられた「エッグウォール・ライト」。調湿・消臭効果は抜群で、この家に梅雨時期をもたらしません。
そして一番肌に触れる床材は、オーク無垢材の乱尺張り仕上げ。無垢材の織りなす自然のデザインや乱尺張りであしらわれた継ぎ目は、ぼぉーっと眺めていても飽きません。
写真１枚に収めた部分だけでも、これだけ考えてつくっているのです。美しい理由が少しはわかっていただけましたか？
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・2021.第17回優秀住宅研究会全国大会営業コンテスト第2位受賞
・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞（全国ベスト6）
・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞（全国ベスト1）
・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞
・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞
・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞
・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞
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