お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

高気密高断熱?


高気密高断熱住宅のやっかいなところは、建物の完成後に断熱材の施工状態を直接確認することができないことです。


そもそもこの「高気密・高断熱」仕様には、数値がいくつからが高気密、いくつからが高断熱といった決まり事がありませんので、言ったもの勝ちです。


ひとつの目安としては、平成27年7月8日に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」がモノサシになろうかと思います。


それによると、全国に割り振られた地域区分的には三重県の多くは「6」と呼ばれる地域に当たります。
すると、UA値が0.87以下である必要があります。
それほど厳しい基準でも無いので、これをクリアしたからといって高断熱住宅と呼べるのかは微妙です。


さらに、そもそもこれは「外皮性能基準」と呼ばれるもので、いくら家の構造的にこの基準を満たしていたところで、気密性能が悪くスカスカな状態では何の意味もなしません。


未だこの「気密」の分野には誰も足を踏み入れられないようです。


それは、量販ハウスメーカーは同じ住宅を何棟も建てていますが、UA値は同じであっても、気密値はその住宅によりバラバラになるからクレームの対処ができません。


先日ご観賞いただきました「心待ちをくり返す家」様の気密を示すC値は、0.19cm2/m2でした。UA値も0.36。


これがセットにならないと、高断熱仕様の意味がなくなるわけです。


建築会社は、見かけ上の断熱数値を上げるために
単純に窓を高断熱仕様に変えたり、
吹付断熱の厚みを変えたり、
熱交換付の換気扇に変えたりするわけですが、本当に意味のあることはそれで暮らしやすい家に変わっているかどうかです。


また、選択する吹付断熱はその種類や施工力により、とんでもないほどの性能差があります。ここにも要注意ですね。





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