昨晩から、全国あちこちから完成観賞会を見に行けないから、写真をもっと載せて欲しいとのリクエストが届いています。
室内の塗装、外構工事がまだ完全に終了していませんので、実はまだ撮影は行っていません。観賞会時に適当に撮ったスナップ写真しかありませんが、今日はその一部を解説を交えて掲載したいと思います。
アール津の家は、「廊下」と明確に区分けしたスペースは存在ません。「廊下兼居間」であったり、「廊下兼クローゼット」であったりと、高気密高断熱住宅だからこその「りんご型」設計にて、狭い空間も広く感じさせるわけですね。
廊下灯は、このとおり足元を巾広く照らし、連続性を持たすことにより距離感を出しています。
また、左側が南方向に当たるのですが、ここには燐家が迫っていますので、ミルク硝子により、奥行き感を出して、景色は直接見えなくし、高所窓により、なるべく多くの明りだけを取りこんでいるのです。
２世帯住宅であることから、若夫婦専用の２Ｆに上がる時に、自分たちだけの空間へと足を運ぶという感覚を大事にし、階上間接照明にて気分を盛り上げ、天井埋め込みスピーカーの音楽が迎えてくれます。
奥様方大好きのタイルも心をくすぐりますよね？
逆に降りる時は、この照明に照らされた部分に、二人の結婚式の時の大きな写真がアパートに飾られており、とても印象的な素敵な笑顔だったので、それを飾りたい仕掛けです。
これからケンカをすることがあっても、毎朝、写真を見るたびにお互いに「ちょっと悪かったかな？」なんて思ってもらえたら成功です。
赤い縁どりの階段はご主人の戦闘カラー！
おそらく引っ越し後は営業成績も上がることでしょう。
居酒屋大好きなお二人ですが、子どもも小さいのでなかなか行くことができないと聞いてましたので、せめてトイレだけでも居酒屋気分で(笑)
実はこの家も施主様が決められたのは、このキッチンとお風呂、洗面の色合いのみ。ということですが、永く飽きのこないオシャレなキッチンを選ばれました。
齊藤先生のシンメトリーデザインを活かしたクロスデザインのコーディネート。
きっと先生もこのセンスに舌を巻かれることでしょう！
もちろん、そのデザインに引けを取らないデザイナーズ造作洗面台にてカッコ良さを盛り上げてみました。
こういったデザインは、ソファの後などの背面が鉄則。
良くＴＶの背面などに見かけますが、よほど大きな空間でないと、少しうるさい圧迫感と飽きがきやすデザインになってしまいます。
視界に常に入るものは、できるだけシンプルにですね。
こうして上げていてもキリがありませんが、明日はその外観解説にでも触れようと思います。施主様にも知らせていないポイントもチラホラと…
お楽しみに！
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