お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

玄関ドアの向き

昨日は、このホームページ&ブログに271ものアクセスをいただき、ありがとうございました。今年中に300アクセスの目標が早くも達成できそうです。


ネット環境やスマホの普及により、お客様も簡単に様々なことを調べることができるようになりました。このブログ等もご利用いただき、確かな知識を身につけて家づくりへと歩きはじめましょう。
また、ここに掲載している以上の建築業界のぶっちゃけ話は、「賢い家づくり勉強会」の方でお話させていただきますので、ホームページで空き状況をご確認の上、WEB予約をくださいね。


今日は昨日に引き続き、玄関ドアの話です。
ドアは、壁に取り付けられている部分を「吊り元」と呼びます。左吊り元と呼ばれる場合、ドアは右側から左へと開くことになります。


新築されるほとんどの方は、その向きなど気にせず、設計図が出されたままに取り付けられていることが多いと思うのですが、中には失敗される方もみえると聞きます。
設計前のヒアリングにて、お客様の暮らし方をはっきりと把握できていない設計では反対になってしまうことも出てくるわけです。たとえば、ご夫婦の利き手がどちらか?まだまだ赤ちゃんがいる家庭、もう打ち止めされた家庭でも暮らし方は異なるはずです。


では、アトリエ建築家はどのように玄関ドアの向きを考えていくのでしょうか?


玄関ドアといっても、その周りとの関係が非常に重要となります。
右吊り元、左吊り元のどちらが開けやすいか?などは、何日が住んでしまえば慣れてしまうので、そんなに問題なことではないのです。
右利き、左利きが関係するのは、その開き方ではなくて玄関周りとの関係なのです。


もっと突き詰めていけば、玄関周りの設計から一体化して玄関ドアも考えているのかということになるわけです。


たとえば、玄関左脇にベビーカーなどを置ける軒下スペースが作られていたとします。その場合、当然玄関ドアは右吊り元になるはずです。
もし左吊り元ならば、ドアを開けてからベビーカーを置いたりする場合、いったん玄関ポーチを一段下りて回り込むような形を取ることになってしまうからです。右吊り元ならば、ドアを開けて、そのままの形で左側スペースの荷物をそのまま数回にわけて運ぶ際に楽ちんですよね。


表札やインターフォン、ポストとの位置関係も重要です。
ドアを開けて、回り込んでポストの荷物を取るのはとても面倒なことです。


また、外側だけでなく内部との関係もとても大切です。
玄関ドアを開けての収納の位置、照明スイッチの位置、人間の立ち位置などもきちんと考慮しないといけません。


内部のことは外からではわかりませんが、外部の様子は外からでもわかりますので、どこかの団地を散歩された際には玄関ドアの向きに注意して見てみてください。けっこう失敗作が見つかるものです。


面白いのは、欧米の玄関ドアはほとんどが内開きで、日本の玄関ドアはほとんどが外開きです。


この違いの大きな理由は、日本では「靴を脱ぐ」という点ですね。玄関内に脱いだ靴があるため、内開きでは邪魔になってしまいます。もし内開きにするならば、脱いだ靴が邪魔にならないだけの大きなスペースになります。


もうひとつは防犯面だと思います。日本は欧米に比べ、やはり平和だからでしょう。内開きの方が、万が一来訪者が無理やり入ってこようとしても、ドアチェーンをかけてあれば、体ごとドアにぶつかって閉めてしまうこともできると思いますが、外開きですとこうした際に来訪者の方が有利な状況になると思います。


玄関ドアひとつで、昨日の断熱性能や使い勝手が大きく変わることがわかっていただけましたか?
お客様は建築の素人ですので、その向きはなぜこのように書かれているのか?理由を確かめた方がいいですよ?
その場しのぎの後からこじつけた話と、自信を持って説明できる人の話は簡単に感じることができるはずです。



本日の津市河芸町K様邸の上棟は、朝少し雨が残ったものの8時半まで待機し、雨があがり次第に開始させていただきました。


とても交通量の多い建築地になりますので、たくさんの方が立ち止まってこの看板を見られており、多くのご質問をいただきます。
やはり皆さま気になるのは、その価格のようですね。
全国で活躍する建築家とつくる家ですから、すごく高額だと思われるようですね。確かにローコスト住宅ではありませんが、2,000万円から建築可能となりますので、何とか手の届く価格ではないでしょうか?


今回のK様邸は45坪ほどのとても大きな家となりますが、その内部はまるでどこかのペンションのような雰囲気です。
きっとこの家も、雑貨好きのセンスあふれる奥様が、完成時よりも愛着を持ってどんどん素敵に仕上げられていくことと思います。
これからの人生がまるで新婚時代に戻ったかのように輝いていくことがとても楽しみです。



K様邸では、家の中に愛犬用の文太ロードまであるのです。
タイル張りのリビングにあのkitchenhousePretaPrimoがどーんと座った姿は絵になるでしょうね?
住宅雑誌でも見たこともないような、超オシャレな家は、将来娘さんに孫ができた時にも、きっと「おじいちゃんとこに泊りにいきたい」って言われる様子が想像できます。



高気密・高断熱・高耐久を実現するR+パネルも搬入。
以前は耐震性に不安を残す家でしたが、解体し、建て替えということで、今後はこのR+パネルに一体打ち基礎のタイトモールド工法、ドリフトピン構造により、少しは不安も和らぐことでしょう。


明日は上棟完成写真等を掲載させていただきたいと思います。




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