お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

木をもっと知りたい


Rのテイストを好む方は、木の持つ魅力に魅せられていますが、木の魅力ってなんでしょう?
そこにあるだけで空気がキレイになり、心が落ち着く。
同じ模様はどこにも存在しない自然美でしょうか?


「木は生き物だから」ってよく聞きますが、実は木は地面に立っている時から、樹幹のほとんどは死んでいるのだそうです。
実際に樹木中で生命活動をしているのは、先端部や枝、幹、枝と枝の股から出る芽、そして木を成長させる辺材部、樹皮に近い外側の白っぽい色をしている白太(しらた)と呼ばれている部分の柔細胞だけで、樹幹全体のわずか3〜4%しか生きていないのです。


考えてみれば、自然サイクルは実によくできているので、大量のエネルギーを使って細胞を生かしておいても、まったく無意味ですので、成長に必要の無い部分はすべて死なせてしまう仕組みになっているのですね。


その本当は死んでいる木ですが、水分を吸ったり、吐いたりする調湿作用によって木が伸縮し続けていますので、それを「呼吸している」とまるで生き物であるかのように表現されているわけです。


たとえ数十年間、雨が掛からない場所に置かれた木材であっても、内部にはいくらかの水分を含んでいます。
その量は木材そのもの(一切水分を含まない木材だけ)の重量を100とすると15前後となるそうです。


このとき、みかけ(水分を含んだ状態)の木材重量は115となり、この状態を平衡含水率といい、含水率15%と呼ばれます。


実は、この呼吸しているかのように言われている調湿機能は、死んだ木材細胞が細胞中の水分をこうして15%前後にしてはじめて発揮されるのです。
このあたりはJIS規格により計測され、きちんと管理されていますので、今の建築物ではご心配はいりません。


室内に本物の木を使うことによって湿度環境の変化を緩やかにし、快適な環境を得られることは間違いなく、メリットばかりのように思われますが、
一方、この調湿機能により木が伸縮することで、寸法変化が起こるという問題を抱えてしまうこともあります。
このあたりは、大工の腕により決まります。
無垢材を多用される場合は、その家の善し悪しは大工によって決まると言っても過言ではないと思いますよ。





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