お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

木のチャームポイント

 

アール津の標準床材は、オーク無垢材を使っています。

「無垢材」とは、天然木から取り出した木を1枚の板に加工した自然素材のことで、木そのものには特に手を加えていないので無垢と呼ばれるわけです。

 

結婚式で着られる白無垢のように、清らかでけがれのない純粋であることを差していますね。

 

それに対し「合板フローリング」は、複数の板を接着剤で張り合わせ、その表面には、プリントシートや天然木をスライスしたツキ板を張りつけているものです。こちらは人間の手を加えて造りだした工業製品と言えるでしょう。

 

最近のプリントシートはとても良くできていて、インクジェットプリンタにて思いのままの印刷ができるようです。

そこで木のチャームポイントである「節」までうまく再現されているものまで見かけます。

 

「節」は、その場所から枝が延びていた痕跡です。

中には「節無しグレード」を望まれる方もみえますが、それは枝が出ていない木を探すこととなり、とても高価です。

私は人それぞれにチャームポイントがあるように、全く節の無い木はまるでマネキンのようで味が無いと感じます。

 

ただし木は成長するために枝をたくさん生やしますが、その中でも健全に成長する枝は一部だけです。
健全に成長した枝の跡のことを、「生き節」、途中で枯れてしまったり、切られてしまった枝の跡を「死に節」と言い、建築では「死に節」は歓迎されません。

 

「生き節」は、しっかりと成長した枝の跡なので、周囲の組織とつながっており、製材した状態でも基本的にフラットな仕上がりになりますが、「死に節」は木の組織としては文字通り死んでおり、周囲の組織とつながっていないため、抜け落ちたり柔らかかったりするのです。

 

床材として使用する場合、「死に節」はエポキシ樹脂などで埋めて平滑に仕上げますので、見た目以外は何も問題はありません。

そうすることで本物の無垢材を安価に入手することができるわけですね。

 

ふたつとして同じものはない「無垢材」のチャームポイントである「節」。

「あばたもえくぼ」ではありませんが、可愛くないですか??

 

 

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・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞(全国ベスト6)

・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞(全国ベスト1)

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

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