お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

暖かい家

あなたは寒がりですか?暑がりですか?
最近の住宅はベタ基礎+集成材の床が主流になってしまったため、新築をしても床がとても冷たいです。


若い年齢の時には冷え性の方が少ないのですが、40歳を超えてくると冷え性の方が多くなります。特に女性に多くみられるようですね。


基礎コンクリートが外部から冷やされ、それが熱橋として内部に伝わり、床の下から冬なのに冷房をかけている状態になります。
(逆に夏は、暑く暖房されている状態になるのです。)


これを避けるために、床合板の下にはスタイロフォームなどの断熱材にて熱が伝わらないように工夫しているのが、一般的な住宅のかたちです。


また、床集成材はプレス接着加工にて作られた板ですので、空気層が少ないため、どうしても冷たくなります。
床暖房を導入するか、スリッパを履いて過ごしていただく、カーペットを引くなどの工夫が必要ですね。


R+houseの標準仕様は、あの内外基礎断熱にて外の冷気、熱気を床の下に伝えません。
逆に、冬場で8度くらい、夏場で16〜17度と言われる地面表面温度の地熱を利用しますので、床合板下に断熱材を組み込みません。


床材は、オーク材の無垢フローリングを使いますので、こちらも冷たさは集成材と比較すると、かなりの差を感じるほど冷たさは和らぎます。
また、視覚的にもあたたかみがあることを見逃せませんね?


昨今流行の床暖房は確かに優れており、とても温かで癒されます。
しかし、なんといっても光熱費が必要になること、そしてあまりに快適すぎて床暖房なしでいられなくなること。子どもが弱くなってしまわないか、少し心配ですね。