お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

無垢材


アール津では、プリントシート貼りのフローリング材は使いません。
最近のプリントシートは、しゃがみこんでもわからないくらいに木にそっくりだとも言われますが、そんなはずはありません。
本物の無垢フローリングと比較したならば一目瞭然に異なります。


百歩譲って、見た目は綺麗な木目で満足したとしても
それを触ったり、踏みしめたりしたときの足触り、手触りの良さ、温もりはさすがにプリントシートでは本物の真似はできません。
人間の五感は、五つもの方向からモノを見るわけですから、簡単にはごまかすことができないのです。


合板フローリングは、「経年劣化」するかも知れませんが、
無垢フローリングは、「経年変化」が美しく感じます。
世界にひとつとして同じものが無いその木目は、どれだけ眺めていても飽きることがありません。


そして何よりも、この冬のような寒さの時に冷たさが和らぎます。
無垢フローリングと合板フローリングの切れ端を冷蔵庫で冷やして取りだすと、こんなにも違うのかと驚きますね。
さらに、それが内外基礎断熱のタイトモールド基礎で囲まれているわけですから、一般的な床温度とは異次元の感覚をもたらします。


無垢材が水に弱いという、誰が言い出したのか?不思議なデマもあります。


水に弱いのは、水を含みやすくて、その場合、接着剤の剥がれやすい合板フローリングのことなのですが、最近は表面にビニールのプリントシート材が貼られたものがほとんどですので、それはビニールだから濡れてもなんの問題もない。だからこそ無垢材の方が水に弱いということでしょう。


本物の木が水に弱かったら、昔の家なんてすべて板張り外壁ですし、京都や奈良の寺院を見たことがありますか?ということになります。
確かに水を含んだままでは当然弱いのですが、風通しの良いところで乾燥していれば腐ることは無いのです。


面白いのは、有名な西岡常一棟梁の言葉をまとめた「法隆寺を支えた木」に書かれているもの。


1400年経ったヒノキにかんなをかけると、新品のヒノキと同じ香りがするそうです。屋根の下地には、杉の皮が使用されていますが、これも1000年以上前のものだそうです。
1200年前のヒノキですが、新品のヒノキと同等の強度があるという実験が紹介されていました。


キッチンやお風呂もなく、冷暖房による結露も発生せず、通気性抜群で、雑草はもちろん、日差しを遮る樹木もないような状況であるならば、木材は腐るはずがないことが証明されているのです。


法隆寺だけではなく、薬師寺如来、菩薩、東大寺の仁王像、興福寺の阿修羅像、古くからある仏像などは、細い指先までも、一切腐っていないとのことです。


「木」って素晴らしくないですか?


子どもが大きくなったら、素敵なフローリングを指してぜひ説明してあげてください。日本ならではの伝統や技が誇りに思えるはずです。





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