工事も終盤に入るとこんな様子

今月24日(土)・25日(日)に完成観賞会を迎える「風をふさぐ家」では工事も終盤。Ｙ様のご都合によりいつもよりも工期を短く取ったために、内外での平行作業となっています。

今日は、外壁塗装屋さん、キッチン屋さん、クロス屋さんが入り乱れての大工事でした。

中でも塗装屋さんは何せ天気次第。塗装中に雨に降られようものならば、全てやり直しになってしまいますから、常に天気予報とにらめっこ。

この週末にも雨にやられそうなので、唸っていました…。

この家では大きな中庭を持つため、内と外の境界を曖昧に見せる工夫が凝らされているため、どこからが室外なのか？どこからが室内なのか？本当にわかりにくいですね。

この画像の右側の濃い壁は室内ですが、外壁が玄関内まで周り込んでいます。

玄関近くで撮影すると、下画像の雰囲気ですね。

同じような手法はリビングにも取り入れており、ウッドデッキ上の軒天が室内まで伸びています。こういった設えを好む方は多いですよね？

もちろん、この上には間接照明が仕込まれます。

家具屋さんによるオーダーＴＶボードも綺麗に収まりました。とても落ち着きがあり高級感に溢れていますが、さらに、この上の合板部分には本物の石壁が施工されます。

ＴＶのコンセントやアンテナ部分に対して石を上手に切り込めるか？とても難儀な作業ですが、アール軍団ならばできるでしょう。

今日はキッチンも組立中。kitchenhouse製品はパーティクルボードの塊ですので、とても重量があり、３人がかりで丸一日作業となります。

今回も大人気のメルクリオ・カラーということで、丁寧に施工されていました。

猫ちゃんがキッチンへと来ないように、格子ガラス扉で仕切られていますが、この後ドア枠上部は黒く塗装される予定です。

他にも猫ちゃんはリビングに留まるように、リビングドアの取手は丸いハンドルに変えるなど工夫を凝らしました。

背中が見えているのはクロス屋さんですね。

丁寧にパテ埋めをし、そろそろエッグウォールライトクロスの施工に入った様子です。

こうして沢山の人間の手を借りて、ひとつひとつ精一杯心を込めて仕事をしています。

現場では、お互いに邪魔にならないように気を使いながら、助け合い、皆で「家」をつくるといった活気に溢れていました。

私はこういった職人が頑張っている姿を見るのが大好きで、嬉しくて仕方ありません。施主様にもこの思いが伝わるように、願って止みません。

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（受賞履歴）

・2020.日本金属サイディング工業会施工例全国最優秀賞受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞

・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞

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配線打合せ！！

本日は朝から津市久居にて建築中のアイムの家Ｕ様邸へと配線打合せに出掛けました。

大きなガレージを持つこの家では、内部の工事も着々と進んでいますが、とても建築中とは思えないほどいつも綺麗に整頓されていることが画像でも分かりますね。

先に配線図や配線記号表、照明プラン、オプション価格表などをお渡し済みですが、しっかりと確認をされて来れられた様子でスムーズに打合せが進みました。

ざっと２６畳ほどの大空間は、とても広々していてとにかく広いリビングに憧れてきた奥様も大満足の様子でした！

次はオーク無垢材による床仕上げの工事、そして外部では防水検査を受けた後に外壁工事へと進んでいきます。

床から＋300mm上がりの畳コーナーでは、お茶も楽しめるように炉を切ることになりますが、これには建築の知識、畳の知識、そして、道具の知識とがキチンと整理されていないとうまくいきません。

過去の経験を活かして良いコーナーがつくれればと思います。

午後には20日から解体工事が始まるこれまた津市久居のアイムの家Ｉ様邸仕様打合せ。

様々なことが一気に決まり、来週のプレカット会議へと進んでいきます。

こちらはアール軍団一員の住宅となりますが、建築に関わる職人の家ですから、やはりそれなりには恥ずかしくない仕様にしたいとのことで、打合せを重ねながらどんどんカッコ良くなっていきます。

洗面脱衣トイレまでタイル床にされることも決まり、明日からまたタイルの選定に入らせていただきます。

私たちの仕事で一番楽しいのは、こうして仕様を考えている時。

どうしたらお客様の心ときめく空間が芸術的に美しく仕上がるのかを模索している時間が幸せなのです。

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四日市のショールームへ

本日は、「足元を見つめる家」様のショールーム案内。四日市市のTOTOさんとタカラスタンダードさんへ出かけました。

TOTO様では、トイレの選択。

アール津では標準仕様として、ネオレストRHタイプかAHタイプを選択できるのですが、予想通りに「シュッとしたトイレ」のAHを選択(笑)

シルバーのスティックリモコンや暗めのトイレにして欲しいなど、どうやらカッコいいテイストでいきたい様子。

もちろん、そんなことはお見通しですので、しっかりとカッコいいプランを描いている最中です。

そしてタカラスタンダードではお風呂の選択。

浴槽はアール津標準のアクリル人造大理石でシュガーホワイト。

ラメ入りのキラキラですので、壁面も白いラメ入りと黒いラメ入りでコーディネートしました。

床面はオプションですが、お決まりの「タイル床」を選択。

とにかくお掃除が楽なように、綺麗が保てるように、がＮ様の基準。そしてこれまたシュッとカッコ良く決めてみました。

センスに優れたＮ様は、私たちの提案を全てすんなりと受け入れてくださるので、トントン拍子に短時間でスッと決まってしまいます。

次は木曜日に仕様打合せ。

楽しい時間がとても待ち遠しいです！！！

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建築屋の土日は体力勝負！

アイムの家Ｎ様邸のサロンルーム

多くのお客様は土日がお休みのため、私たちの土日はハードスケジュールとなります。

今日の例をあげると…

津市阿漕駅前では、アイムの家Ｎ様邸の完成見学会が行われています。

私の方は参加できず、朝から現場周り。

台風養生をしましたので、台風は反れましたが異常が無かったのか？手分けをし、私は４現場を回りました。

そして、午後には津市Ｈ様の土地契約、それが終わると度会町へ移動し社内ヒアリングと夜まで続きます。

アイムの家Ｎ様邸の手元を隠したキッチン

Ｏ様は昨日から始められたブログに、どんな家？をつくりたいか聞かれると思っているようですが、私たちの社内ヒアリングではそういった質問はあまりありません。

私たちがつくりたいのは「人生が豊かに変わる家」ですので、どんなことに心の豊かさを感じるのかを探ることに終始します。

毎日の暮らしの中でどんなことにストレスを感じていて、どんな風に家族のバランスを保っているのか？などとても重要なことなのです。

例えば、「一日のうちで最も楽しみにしている時間はいつですか？」

こんな質問さえもパッと答えが出てくる人は少数でしょう。

何も考えずに、南東の日当たりのよい場所にはリビング。一般的には掃除が収納が、と騒ぐわけですが、沢山収納があったところで片付けが下手な人は解消ができないと思いますし、掃除ができない人はできないのです。

つまり収納が足りないのではなくて、片付けが下手ということです。

私たちは建築のプロですから、その片付け下手を住宅で解消する方法を知っています。

一例をあげれば、ハサミを使う場所の近くにハサミの住所を決めるのです。

ハサミを使うのがキッチンとスタディカウンターであれば、キッチンの何番目の引き出しとスタディカウンターのペン立ての中という風に使う場所の近くに住所を決めます。

ハサミも100均にでもあるものですから、２本購入するのですね。

そうしないと使う場所に持ってきて、返さずにそこに置かれてしまい、どこにいったか探すだけでも時間がかかってしまいます。そうなるくらいなら２本購入すればいいのです。

アイムの家Ｎ様邸ＬＤＫ

私たちがつくる家は、ややもするとカッコ良さを求めていると勘違いされることが沢山あります。建築家の家＝カッコいい家ですね。

でも私たちは、そんなつもりはサラサラありません。

お客様の心の豊かさを追求した結果として、勝手にカッコ良く出来上がっているだけなのです。

アイムの家Ｎ様邸外観

24日(土)・25(日)には、伊勢市明野町にて完成観賞会が開催されます。一般的な住宅しかご覧になられたことのない方はぜひご予約を下さい。

カッコ良さを求めただけの住宅と暮らしを追求したデザインとの違いが明確に感じ取れるかと思いますよ。

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良質の睡眠を取るための寝室

子どもが大きくなり、友達を連れてきた際とかに触られたくないものは、主寝室にこうした棚があると良いでしょう。職種によってはお客様の個人情報を扱いますから、なおさらです。

そうしたプライバシー的な要素を含むのが主寝室となります。

また、良質の睡眠を取る工夫はどうしたら良いでしょう？

そのために大切なのは、まずは空気です。寝室の空気は、意外と人が吐く息で汚れているものです。また寝ている時は沢山汗をかきますので、汗の臭いも充満しがち、これが綺麗に換気できるだけで睡眠の質は上がります。

本物の高気密・高断熱の住宅では、元々の建築確認申請のとおりに1時間に0.5回の換気が行われているので、常に綺麗な空気と入れ替わっています。

これはとてもありがたいことで、オーナー様宅の寝室などを点検で覗いても、まず嫌な臭いはしたことがありません。

次に明るさですね。

これはどんなカーテンをつけるか？に関わってきます。

いわゆる遮光カーテンと呼ばれるものが人気ですが、遮光にも「遮光等級」があり、生地が光をどれだけ通すかを示しています。

・3 級遮光(遮光率 99.40%以上~99.80%未満)

　朝が来たとわかる程度の遮光性。

・2級遮光(遮光率 99.80%以上~99.99%未満)

　朝日が射しても光を遮り、快眠が得られる程度の遮光性。
・1級遮光(遮光率 99.99%以上)

　部屋の中にいる相手の顔が認識できない程度の遮光性。
・完全遮光(遮光率 100%)

　完全に光を遮る。

と3級遮光から1級まで、わずか１%程度の違いでも随分と明るさは異なるものです。

忘れてはいけないのは、カーテンの付け方を工夫しないと完全遮光にしたところで結局カーテンの周りから光が漏れていたら何もなりません。

と人気の遮光について書きましたが、これらは夜間勤務などをされる方には重要な要素ですが、私は一般的な生活をしておられる方にはお勧めできません。

人間は、昼行性動物ですから、明るくなったら起きる、暗くなったら寝るといった自然のままに暮らすことの方が健康に良い気がするからです。

私は遮光どころか、２階寝室なのでカーテンを付けずに生活しています。朝の苦手な私でもその方が起きやすいからです。

人によりそういった感覚は異なるかと思いますが、人間は一日のうち1/3は寝て暮らし、体力を回復しますから、自分の体にとってどういった睡眠が一番合っているのか？新築を機に探ってみることも大切ですね。

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公園から消えた遊具

最近の公園では「動きのある遊具」が見られなくなってしまいました。

「回転ジャングルジム」「箱型ブランコ」「シーソー」など、昔はどの小学校や公園にでもあったものです。

国土交通省が2013年に行った調査によると、公園に置かれていた「回転する塔」は2001年の調査時から半減。シーソーも約1400台減少し、1万2505台となったとされています。

原因は「リスク回避」ですね。

確かに、毎年、多くの子どもが遊具に係る事故で怪我をしていますので、わからないでもありません。

その代わりに安全性を追求した新しい遊具が次々と登場していますが、これも遊び方によっては事故が起こらないとは限りません。

子どもたち自身が使い方を守り、安全に気を付けて遊ぶことはもちろんですが、保護者や地域の人、公園管理者などが連携して、子どもたちの安全を守っていく必要がありそうですね。

つまり、ルールを教えない、知らない、考えない人が増えてしまったということに繋がろうかと思います。

遊具は、子どもの運動能力や危険察知能力を鍛え、ルールを考える能力、団体行動も身につきますので本当は遊ばせたいのですが、難しい時代になりました。

こういったテーマも一度ご夫婦で話し合うと良いかも知れません。

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ここまでやるか？？

「風をふさぐ家」様では、お天気が回復次第に外壁コーキングそして塗装工事へと進みます。早くも美しい佇まいは、どれだけ見ていても飽きませんね。

屋根、土台水切り、窓にあしらった黒のラインがとてもシャープな印象ですが、今現在黄色い部分には、「ブラック」の塗装にてグレーのガルスパン壁がさらに引き立ってきます。

ウッドデッキ上の軒天も貼られました。こちらは木のように見えて実は窯業系サイディング（外壁屋さんの仕事）の収めですが、表しの柱の向こう側に見える外部軒天は本物の杉板収め（大工さんの仕事）になります。

この柱と柱の間の隙間はどうするの？

という話になりましたが、沢山の筋交いも入っているため、隙間の大きさも違ったりで、とても難しい工事です。

私の方は、「大工さんでも外壁屋さんでも、上手にできる自信のある方が埋めてよ！」とお願いしましたが、「どちらが意匠的にはいいの？」と聞かれたので、「それはこのサイディング側が伸びて隙間を埋めてもらった方が助かる」なんて答えていました。

でも、まさかこんな切り込みを入れて綺麗に収めてくれるとは？ビックリです。

こんなことできるの？一般住宅の建築でここまでやる奴なんている？

というのが正直な気持ちです。

私は、一旦柱の前で一直線に切って止めて、あとは細かく切ったパーツを嵌めるのかと思いきやこの仕事どうですか？

何といってもアール津の生命線は、いつの間にかこのアール軍団と呼ばれる連中の仕事ぶり。私たちでさえ、「ここまでやるか？」と感じるほどのプロの仕事です。

私たちはお金だけではなく、ひとつひとつの建築こそが生きがいなのです。

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