先日上棟が行われたＩ様邸では全ての窓が収まりました。
Qhouse、G-Classということで窓種はYKKapのエピソードⅡNEO。アルミ樹脂の複合サッシとなります。S-Class、A-Classでは同じくYKKapのAPW330樹脂窓が標準仕様となっています。
これらの窓には断熱窓と遮熱窓があり、ペアガラスのガラスとガラスの間に特殊フィルムが施されていますが、それが室内側のガラスに貼られているものが断熱窓。室外側に貼られているものが遮熱窓となります。
つまり、室内の温度を逃がしにくいようにするには室内側に、室外の温度を跳ね返すためには室外側に貼られる仕組みです。
これらの窓を適材適所に配置することにより、同じ金額で同じ窓種を使っていたとして、より快適な住まい環境が実現できるのです。
わかりやすく言えば、西側の窓は遮熱窓を使う。南面はせっかくの陽射しだから冬暖かく暮らすために断熱窓にするといったところでしょうか？
大手量販ハウスメーカーの家のように、エアコンを４台も５台もつけてそのパワーにて暮らすタイプの住宅ならば、全ての窓を遮熱窓にしてその電力の力にて快適性を保つという考えですね。
高性能と呼ばれる一条工務店でさえも、全館床暖房が売り物ですから当然のように遮熱窓を使っていることと思います。
私たちアール津では貧乏性なのか？なるべくエアコンを使わずに自然の環境の中でパッシブに暮らすのが良いと考えますし、そもそもエアコンの風自体にカビ等の心配もあります。とは言え、最近の夏の暑さの中ではエアコンを使わずには暮らせないのが悲しいことです。
もちろんQhouse S-ClassのようにF-CONを標準採用し、エアコンの無い家ができれば一番良いのですが、将来は全ての家がそうなることを願っています。
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