お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

托鉢

 

先日は恒例の京都伏見稲荷大社へと昨年の御礼と今年の祈願のために訪問しました。いつも参道の橋の上に「托鉢(たくはつ)」をしている僧侶を見ます。

托鉢と言いながら、今は「鉢」ではなくて布袋のようなものをぶら下げています。

 

そこにお金を入れると、僧侶は「ありがとうございます」とは言わないですね。経文を唱えて、チリーンと鈴を鳴らして、合唱するだけです。

 

この作法は、お金を入れた自分自身が「ありがとうございました」と頭を下げるのが正しいのです。


自分のお金を正しく美しく使ってもらうために、生活に差し障りないお金を喜んで差し上げる。その施しをすることで、どこからかご褒美をいただくというのが「喜捨」というお釈迦様の教えだからですね。


「托鉢」をしている僧侶は、お金をもらうために立っているのではなくて、もらってあげるために立っているのです。
わざわざ私たちに施しをさせるために、出向いて下さっているのです。


このことが理解できると、こちらから「ありがとうございました」と言えるようになってきます。
お金が余っているから「喜捨」するのではなく、先に、生活に差し障りないお金や物品を差し出すと、それが喜ばれる形で使われた結果として、自分のところに返ってくるものなのです。


「ゆとりがあったら、施しができるのに」と思っている「ゆとりのない人」は、施しをしていないがゆえに、いつまでもゆとりがないのです。
投げかけたものは必ず返ってきます。

しかも、返ってくる時は倍返し。愛情を投げかけると二倍の愛情が返ってくる。プラスもマイナスも必ず倍返しとなるのがこの教えです。

 

年末年始、車の無理な割り込みやまたそれを譲らない車をよく見かけます。譲ってあげれば、自分に必ず良いことが返って来るのに…と思ってしまいます。

あの大谷選手がグランドでゴミを拾うと、その分必ず良いことが起こると信じて続けているあの気持ちが、素晴らしい成績を打ち出せているのでしょう。

 

 

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・2021.第17回優秀住宅研究会全国大会営業コンテスト第2位受賞

・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞(全国ベスト6)

・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞(全国ベスト1)

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

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