「今の住宅で最も痛みやすいところはどこでしょうか？？」
これは何といっても魔法の建築資材「コーキング」ですね。職人の施工力が落ちた原因のひとつがこれでしょう。
外壁同士の間に入っているアレも、お庭のタイルテラスに使われているアレも、窓まわりにくっついているアレも、クロスの境目にあるアレも、洗面台の縁にあるアレも、お風呂の継ぎ目にあるアレも、アレもコレも全てコーキングと呼ばれる部材なのです。
実は外壁サイディングのコーキングなんて、一般的な住宅で何と150M~200Mほどもコーキングが入っているのです。
そのコーキングの主な役割は、「クッション」と「防水」、「見た目処理」になります。
コーキングの成分はポリウレタンやシリコンなどの樹脂ですが、種類も沢山あり、適材適所に使用することが大切です。
この樹脂は、紫外線や経年劣化によって傷みます。
輪ゴムなどを放置しておくと、パラパラに切れてしまいますが、それは輪ゴムに柔軟性を与えている成分が紫外線により破壊されるからですね。
これと同じ現象がコーキングには起こります。
なるべくコーキング箇所は少ないのは良い建築計画・施工の証明とも言えるでしょう。
とはいえ、使わないわけにはいかないので、きちんと正しいコーキング施工の方法があるので、そのように施工すべきです。（案外間違えた施工も見かけます）
コーキングや塗装などの上塗り工事は、その施工方法（下地処理）をチョンボすると必ず後に不具合が起こるわけです。
うちのスタッフの家の門柱も、どうやらチョンボされていた様子で塗装内に雨水が入り込み、塗装が膨らみ割れてきました。
結局は「家の差は、職人の差」なんですよね。
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・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞
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