お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

きちんとつくる


住宅をきちんとつくることは、建築会社にとっては契約をいただくことよりも難しいことなのです。
先日の見学会にご来場されたお客様は、その美しい佇まいに驚いておられましたが、それは単なる「現場管理」といった作業ではできるものではありません。


大切なのは、きちんとした図面(展開図)と、
職人たちのプライドを持った思いのある仕事になります。


お客様にわかりやすいチェックポイントをサラッと紹介しますと・・・。


見学会に行ったら、床下を見せてもらってください。
1Fの床には、床下点検口が必ず備わっていますが、それはほとんどの場合、お客様側から見れば、床下収納庫になっているかと思います。
その収納庫を持ちあげれば、床下が覗けるようになっています。


床下を見れば、その姿勢は一目瞭然では無いでしょうか?



住宅には、その外観デザイン等を損なうエアコンのダクト、換気口、雨樋等が外に出てきてしまいます。


そこまできちんと気を使わないと美しい佇まいはつくれません。


この写真1枚を見ても、換気口が窓の天端にきちんと揃っています。
さらにスクリーン裏の壁の高さもきちんと揃っています。
この揃っていることが人間は気持ちがいいものです。



また、最近では多くなったダウンライトの配置ですが、これも縦横のラインがきちんと通っている方が美しいですよね?


建築というのは、この揃える作業が結構大変なんです。



たとえば壁にくるスイッチやインターホン、操作パネル類ですが、
これらは大きさが大小まちまちです。
それならば、右揃えとか左揃えとか、きちんと気持ち良く揃えたいものですが、どの住宅を見ても中央揃えです。


これは、そこを揃える方が楽だからです。つまり作り手の都合なんですね。


私たちはそのスイッチ類の配置や並びまでmm単位で指定し、図面を起こしていますが、職人達はそんな会社なんて無いと驚きます。
しかし、「デザインの魂は細部に宿る」と言われるとおり、そこを意識しないことには美しい佇まいはつくれないのです。


もちろん、デザインとは見てくれだけではありません。
機能性、性能、その全てを含んでこそデザインです。


換気口のお話が出ましたが、アパートにも換気口はついています。
それらの蓋を外して、フィルタースポンジを見ると、その汚れは家の外側についているはずです。(外の空気を取り入れる口になりますからね)


ところが、その内側が汚れていたとしたら、換気計画がおかしくなっています。
部屋の空気がうまく入れ換わるように、できるだけ幅広く対角線上にこの換気口は取り付けるべきものです。


機能的に、そして美しく。


きちんとつくることは難しいのです。






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R+house津では、お客様の意に沿わない追客活動をすべて放棄します。
工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。