お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り


今、ほとんどの住宅が壁材としてプラスタボード(石膏ボード)を使います。


これは、厚さ12.5mm程度に固めた石膏を芯材として、表面にボード用原紙を張って板状にした資材で、1枚で約13kgほどあります。
それでも建築資材としては軽くて、加工がしやすく、高い耐火性・遮音性があります。


よく子どもがぶつかったら壁が割れた!安普請の家だ!なんて言う人がみえますが、高級住宅であれど、ローコストであれど、それは適材適所にプラスタボードが使われていますので、割れるのが普通です。


たとえば、デパートの廊下で傘を壁にぶつけたら、コンクリートの壁が割れた!
なんて事故もありますが、あれもプラスターボードですから、傘で突けば割れてしまうでしょうね。


このボード工事の善し悪しは、見た目で一瞬でわかります。
上手にできていると美しいです。


カットする際には、集塵マルノコを使わないと石膏で何もかも真っ白になってしまいます。
そしてボード同士がぶつかりあう面は、必ず面取りを丁寧に行います。


これがしていないと、後にクロス屋さんのパテがうまく乗ってくれません。



これは、ボードを止める際に150mm間隔で打つための印を付ける道具です。
このあたりでも大工のこだわりがわかります。
昔は、長い端材に150mm間隔に釘を打ち、それをボードの上にバンッと叩き、傷の印をつけていて、その棒を「馬鹿棒」と呼んでいました。


ややもすると、この間隔が200㎜を超えている住宅もあるので要注意です。
何かあってもメーカーの施工基準から外れていますから、保証も下りません。



そして最後に止めているビスを見れば、大工の思いがあるかどうかは、ひと目でわかります。
ボードの表面にクロス仕上げをするので、ビスの頭が少し沈む程度に垂直に止めることです。



石膏ボード用釘打機でいとも簡単に早く止めれるのですが、
隅の部分になると、道具が壁に当たり、垂直に打つのが難しいです。
また、その道具によって、壁や窓枠などに傷を付けてしまうこともあります。


そこで、隅は隅で道具を持ち替えないといけないのですが、いちいち持ち替えるのが大変ですから、そこに思いの差が出るわけですね。


しかも住宅は斜めの部分や、丸い部分などもあり、そのすべてを上手にこなせるには、やはり修業が必要でしょう。
今日も暑い中、棟梁の弟子が早朝から汗をダラダラかきながら、必死にもくもくと作業をしてくれていました。






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