お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

見分け方秘話


先日の見分け方の一例を…。


一番最初の工事は、基礎。
三者機関のJIOが検査するから大丈夫なんて思っていませんか??
そんな甘い検査を通らない基礎なんてありませんし、検査項目なんて工事に関わるものは皆知っています。
手の抜きどころは他にあるのです。


たとえば、コンクリートには強度があります。
これは、その住宅の耐用年数を考慮し決められます。


鉄筋コンクリートの寿命は、簡単に言えば
鉄筋が錆びるまでです。


それを錆びにくくするために、水セメント比を小さくした高濃度のセメントが必要となるわけです。


それは、耐久設計基準強度(N/mm2)という数値で定められており、その住宅の耐用年数を基準に選びます。
わかりやすく言うと、30年持てばよい住宅ならば18N/mm2
65年持たせたいならば24N/mm2
100年持たせたいならば30N/mm2
といった具合です。


一般的には20N/mm2
大手ハウスメーカーの高額な住宅や長期優良住宅認定を取る住宅では30N/mm2を
使っているものです。


そんなものは、皆様がもらっている言わば価格競争のための見積りには書かれていないことでしょう。
良いものは高い。当たり前のことです。


それよりも驚くのは、最近はSNS等で建築会社の施工写真をよく目にしますが、アンカーボルトの数ですね…。


建築基準法には「土台は、基礎に緊結しなければならない。」とは記載されていますが明確にアンカーボルトの間隔をいくつ以内にしなさいと技術基準は明記されておりません。


ここにつけ込んで、うまくやっているのですね。
恐ろしいことです。


しかも堂々とSNSに上げているということは、その知識さえも無いということでしょう。


技術的な指針としては、国の定めたフラット35の仕様では、一般的な2階建て住宅の場合、基礎長2.7m以内ごとに設置する事となっています。


そんなもの1本や2本省いたところで、いくらもコストが下がるものではありません。
職人が手間を惜しんだということでしょう。
基礎からそんな状態では、その先の工事はどうなることでしょう。
御注意くださいね。



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