お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

建築を左右するのは阿吽の呼吸


建築を左右するのは阿吽(あうん)の呼吸


阿吽の呼吸とは、一般的に「吐く息」と「吸う息」を表す言葉であり、何人かでひとつのことをする時に、微妙なタイミングや気持ちの一致を表しています。


これが合う人っていうのは、考えていることがお互いに一致するということで、2人の力が3になったり、4になったりするわけです。
逆に一致しないと、2人いてもその力は2にもならないですよね?


段取り8分と言われる建築の現場において、息が合わないと効率はガタ落ちで、良い仕事なんてどてもできません。
現場を預かる工事長や監督は、朝の1、2時間は電話が鳴りっぱなしになるくらい段取りに走ります。
そして、その状況を説明するとお互いに現場のことを考えて、次の段取りを組み、暗黙の了解でスケジュールを立てていくわけです。


大工さんは、ここを止めたいけどその前に電気屋さんが配線をしたいだろうな?
電気屋さんは、大工さんが次はここの仕上げに入るから、先にこちらからしておこう。なんてマニュアルでは表せない段取りを、実に臨機応変にこなしてくださいます。
もの静かで余計なことを言わない職人気質の方が多いのですが、物を言わなくても通じ合っているわけです。


この阿吽は従来、仏教の呪文(真言)の1つであり、「阿(あ)」は口を開いて最初に出す音、「吽(うん)」は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされています。

そこから、対となる物を表す用語としても使用されはじめ、特に「狛犬」や「仁王」、沖縄の「シーサー」など、建築物においても一対で存在する宗教的な像のモチーフとされているのです。
マメ知識までに、口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と言うのです。


このことは、お客様と私たち営業担当にも同じことが言えます。


息が合っていないと、お客様にとって良かれとしたことが逆方向に働いてしまったり、お客様と相談して決めてはみたものの実際のイメージとは違った!なんてことが起こってしまいます。


そのお客様の営業担当であるならば、お客様がどういった家を望んでいるかわかっているはずですよね?
さらにその予算までも把握されているわけですから、提案商品の息が合わずにずれている時点で、もう思うような家は建たないことが容易にわかってくるのです。


また、アトリエ建築家と私たちも阿吽の呼吸が取れないとうまくいかないと思います。
いくら技術的に優れている先生でも、確かな情報とその場の状況設定、雰囲気づくりがうまくいっていないとヒアリングに手こずる場合もあるでしょう?


最近、あの空間マジック松岡先生もブログにてそのことをチラッと書いてくださいました。


先日の完成観賞会にてまた沢山の「縁」をいただきましたが、そのひとつひとつの「縁」を大切にして、阿吽の呼吸を持って「絆」へと繋げていきたいと思います。
昨日も、まずは名張市のS様の土地調査に走りました。
残念ながらS様の気持ちと一致するような土地を見つけることができませんでしたが、区域が限られているため、その中で最も良い土地はここですというものを再度明日探しに走りたいと思います。
S様、今後ともよろしくお願いいたします。



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