良い家、悪い家は職人の腹ひとつ

お客様にとっては美装が全てかも知れませんが、私たちがつくりたいのは「人生が豊かに変わる家」ですので、後々お金が沢山かかる中身が安普請な住宅は避けたいわけです。

そのためには職人たちに気持ち良く仕事をしてもらう必要があり、彼らがとにかく仕事がしやすいように細心の注意を払って、取り組んでもらっています。

つまり、はっきり言ってしまえば、良い家、悪い家の差は職人の腹ひとつです。

職人たちもできるだけ不具合の無いようにつくるわけですが、そこはやはり人間の手でつくるものですから様々なミスが起きてしまいます。

その際に「臭いものに蓋をする」ようなごまかしで済ませるか、きちんとやり直すか、この差がとても大きいわけです。

では、職人の嫌がるのはどんなことか？を考えてみると

1. 予定が見えない
2. 手待ち
3. 出戻り
4. やり直し

でしょうか？

職人たちは、仕事をしてなんぼですから、次の仕事、次の仕事と予定を埋めていかないことには食っていけません。

それがいつ仕事に入れば良いのか？わからないと予定が立てられませんし、その予定がずれてしまうと次の仕事もずれてしまうので、どうしようも無くなります。

職人が一番怖いのが仕事が無くなること。１日でも仕事が空こうものならば不安に駆られ、居ても立ってもいられません。家族もあり、生活がありますから、お金が入ってこないのは最悪です。

現場に工事に行ったらあるはずの材料が届いていない、前の人の工事が終わっていなくて工事に入れない…。いわゆる「手待ち」状態になるとこれも予定が狂い、耐えられません。

また現場を一旦離れて次の現場へと急いでいるのに、何かが足りなくてまた戻らないといけない。といった出戻りも最悪です。今日でこの現場を終わるはずだったのにという思いや、せっかくここまでできたら終わらせたかったのにってよくあることです。

一日中ベストを尽くし、帰り路に電話で「ここが忘れているよ」なんて連絡をもらうと、もう帰宅してビールでも開けようと企んでいたのに戻らないといけないのは、ガッカリです。

だいたいの建築会社は職人が困っていて相談しても、そんなことは知らんぷりでなかなか現場に来てくれませんし、そこはまだ決まっていないだの、ここは進められないだの、勝手なことばかりをぬかします。

あげくの果てにしっかりと図面通りにつくったのに、「やり直し」。一生懸命に工夫し、一度つくったものを壊すのはやはりつらいです。何時間もかけて手塩にかけてつくった作品ですが、壊すのは一瞬ですからね。切ない気持になります。

そんなこんなの思いを持ちながら職人は今日も仕事をしてくれています。アール軍団は、一般の会社員のようにお休みなんて取れません。

私たちはそんな思いを汲み取り、少しでも気分良く職人が働けるように、電話は３コール以内に取って、必要ならば何を置いてでも現場に走る。図面は誰が見てもわかりやすいように完璧に仕上げる。建築資材の納品日はくどいほど確認するなど、様々なことを従業員教育をしながら、取り組んでいるのです。

お互いのことを思いやらないと、良い家はつくれないのがわかっていただけるかと思います。

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★アール津へのご相談（新築・リフォーム等）（土日等は大変混み合います。お早めの予約をお願いします。）

オフィシャルホームページ→http://lien-house.com

表紙にて空き時間をご確認の上、 

電話→059-229-7200（留守の際は転送されます）

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※駐車場は、「居酒屋CINDY（津市乙部１４-１６ ）」の「駐車場右寄（きりんビル側）」をご利用ください。

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■アール津の主な受賞履歴

・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞（全国ベスト6）

・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞（全国ベスト1）

・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞

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匿名で結構です。お家のことで知りたいことがあれば、ご質問ください。

（質問に対する回答は、質問者が特定できないように配慮した上で、このブログに掲載させていただきます。）→info@lien-house.com

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工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。

アクセル全開

アイムの家Ｋ様邸（四日市）

さあ土日を迎えて、いつものようにキリキリ舞い。朝からは四日市市Ｋ様邸の配線打合せ。楽しい時間を過ごせました。

Ｋ様には初めてお家の中へ入っていただき、各部屋の雰囲気も掴んでいただけたかと思います。夢の多肉植物バルコニーにても出ていただき、四日市市内にありながらこの日当たりの良さを喜んでいただきました。

そして、次は鈴鹿市の「寄り道をしたくなる家」様へご相談。あれやこれやのお話はあっと言う間に１時間。

いつものようにお昼を食べる間も無く、次へ移動しようとしていたら奥様が手づくりサンドイッチをお弁当に持たせてくれて、それをほう張りながら移動です。

四日市市Ｍ様の土地選定。一応第一候補は決まっていますが、それでも気になる土地があったので、念のために調査へ走りました。

結果的には、やはり第一候補以上の土地は無く、Ｍ様に現地にてその土地のご説明。

土地はなかなか見ただけではわからないので、寸法を取り、駐車スペースはこれくらいで、建物がここからここまでの大きさのものが建つと、お庭はこれだけ残ります。

といったご説明をしたかったわけです。

納得のできる竹林が風に揺らぐ音が穏やかな敷地にて、なんだかここに住むといったイメージが湧かれたご様子でした。

今度は津店へと戻り桑名市Ｙ様と初対面。

アール津ではほとんどのお客様がその日にサインを済ませ帰られますが、Ｙ様はまだご両親との話し合いや、勤務先等の兼ね合いなど未確定な部分が多く、一気にお話を進めることができないので保留といったカタチで収まりました。

さあ、明日は日曜日！いつも土日で2kg近く体重が落ちますが、寄り道さんのサンドイッチのおかげでこの土日は乗り切れそう（笑）

明日も全力投球で取り組みたいと思います。

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上棟へ向けて大工の仕事

４日に上棟を迎えるアイムの家Ｙ様邸。本日は大工さんによる土台敷きが行われています。

『土台が崩れる』という言葉を聞くことがありますが、いかに立派な行いや発言をしていても、通常見えない部分がグラついたり、ウソで塗り固められていれば、全体的に大きな悪影響を与えてしまうということです。

建築も「基礎」の次に「土台」が重要で、ずれたり腐ったりしないよう、材料や取り付け方法をしっかりと計画します。

一般的なお客様が気になるところはいわゆる「美装」という部分であり、建築の最終工事段階になります。

正直、そんなものは後からでもどうにてもなりますし、建物の耐久性、堅牢性等においては何の関係も無い部分です。

私たちはそのことよりも、きちんとした建築計画により、きちんとした建物を建てることが大前提の大切なことです。

お客様はそんなこと当たり前だと思うかも知れませんが、現実には50％以上の家が無計画に行き当たりばったりで建てていることでしょう。

今回の住宅は、基礎と床上との縁を切る「床断熱工法」にて進められています。長く住み続ける中で断熱材が経年劣化し、痩せてズレ落ちたり、隙間から冷気が入ったりしないように工夫された商品を使用し、手際良く大工さんが施工していました。

最終的には、この土台の上に24㎜厚の構造用合板を張り、まるで舞台のような「プラットフォーム」をつくり、土台敷きは完成です。

今回も基礎工事は素晴らしい出来栄えで、安心しました。

建築は積み重ねですので、基礎が悪いと大工がそれを修正しながら作業をするわけですが、どこかでごまかしをしなければなりません。

ごまかし、ごまかしの住宅とならないように作り上げるのは、実は至難の業。

このＹ様邸もこれで基礎工事、ガスや水道の配管工事、土台敷きまで何もごまかさずに、きちんとつくることができました。ホッと一息です。

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せっかくの良いお天気に！

10/16　1日だけの完成観賞会「視点を変える家」

28日は最近に無いカラッとしたとても良いお天気でした。

朝から現場にて棟梁、電気屋さんと打合せをしていると、もう工事が終わったはずの外壁屋さんがのウロウロと回ってきました。

どうやら仕事は沢山あるのに、他の工事との兼ね合いでその日は仕事ができないとのこと。

「いつも雨が降ってても、カンカン照りの暑い日でも、無理をして頑張って仕事をしているのに、この上天気に仕事ができないほど残念なことは無い…」と…

一般的には、良すぎるお天気の日は仕事をしているより、どこかへ遊びに行きたいなあとか思われることでしょうけど、アール軍団は違います。

その最高のお天気に仕事ができないことが残念でならないのです。

「視点を変える家」７連のDKダウンライト

私たちが、「普通は休みで嬉しくて釣りに行ったり、ゴルフに行ったり、パチンコに行ったりするやろ？」と聞くと、

「趣味がある人はそうかも知れやんけど、職人は仕事が趣味やから、このお天気にもったいないやん！きっとここにいる棟梁や電気屋もそうやろ？」と話しかけていました。

こういった人たちに恵まれて、アール津は本当に幸せです。価値観の合わない人とは話も合わないですからね。

お客様にもいつも「いつ休むの？」と聞かれますが、休むわけがありません。私たちのつくる住宅は、そんなゆっくりとできるほど簡単なものではないのです。

１棟の照明プランをつくるだけでも約３０時間をかけていますし、建築をさせていただいた人だけに無料でサービスしている外構プランでも１２時間は費やします。時間なんてなんぼあっても足りません。

こうして手塩にかけて造り上げた本物の唯一無二の住宅、ぜひ次回完成観賞会でご覧下さい。

「視点を変える家」魅惑のリビングスペース

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予算内に収まらない！

先日、タカラスタンダード様へお客様のショールーム案内に行った際に見つけたＰＯＰ。三重県らしく「ひっついています♪」とのこと。

タカラホーローパネルは、こういったマグネットがくっつくことも、ひとつの大きな売り物であり、最近のお風呂は小物棚や鏡、タオルハンガーなど全部いらない。マグネットでくっつける方法を選択する方が増えています。

特に山崎実業株式会社様の「ＴＯＷＥＲ」シリーズが大変な人気で、無印良品を思わせるシンプルなデザインと、機能性が受けていますね。

それにしてもメーカーのショールームに「ひっつく」なんて方言が書かれていることに、忙しい中でほっこりとしました。狙っているのかな？と聞いてみると、「えっ？標準語じゃないんですか？」との答え。

温かいスタッフで楽しいものです(笑)

それは置いといて、家づくりを考え始めるとご夫婦でだいたいこれくらいの予算で…と相談しますよね。

土地＋家で3,000万円、4,000万円、5,000万円…までだな？とか。

お客様は本当の住宅のことがよくわかりませんから、中にはご要望と予算が掛け離れているなんてこともチラホラあります。

もしも希望する予算よりもオーバーしてしまう場合、どうやって予算内に抑えるか？を考えてみました。

方法は３つしかありません。

1. 土地の価格を抑える
2. 家の面積を小さくする
3. ローコスト住宅にする

1の土地の価格を抑える場合、土地の面積が小さなところを探すか、街の中心部から離れることになろうかと思います。

2の家の面積を小さくするは、お客様の考え方次第ですがマンションであれば20坪～27坪が普通。大きさにこだわりが無ければ、これが一番効率的ですね。

3のローコスト住宅にする。面積が譲れない方は、家の住み心地や耐久性にこだわらずに、こうするしかありません。現実に三重県内ではこのタイプの住宅を多くみかけます。

何もかも思い通りに実現するにはどうしてもお金がかかります。それぞれの家族にそれぞれの思いがあるので、どれが正解といったものはありません。

その中でどれを推奨するか？と聞かれたならば、建築のプロとしては、

『家をできるだけコンパクトにして、その分土地面積も小さく収まる。そして高性能住宅を建てる。』

と答えるしかないでしょうね。

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あれ？基礎工事が間違えている！

４日に上棟を迎えるアイムの家Ｙ様邸では基礎工事、給水配管、ガス配管工事が完了し、いよいよ大工さんの土台敷きへと進みます。

実は、こういった基礎工事が始まると大半のお客様は「思ったよりも小さい！」と驚かれます。

『これってもしかして工事のミス？』『もしかして工務店にいいように騙された？』

この狭さでは家族4人で生活ができないなどど焦り、何度呼び出しを受けて説明をしてきたことか…。あるあるですね。

これは単純にスケール感の間違いによって起こる人間の錯覚です。

基礎工事の段階では、そこに何も立っていない低い面だけですから、距離感の基準が周りの背景や建物といった立体的なモノになります。

それと比較した場合、どうしても小さく感じるものなのです。

上棟時に柱が立ち始めたりすると、周囲の背景ではなく、柱の間隔等で長さといった距離を感じるようになり、現実の居住空間が想像でき、大きく感じてくるはずです。

基礎の段階では、落ち着いて基礎の縦横の長さを隣家と比較することができれば、きっと安心できることでしょう。

今度は工事が進み、外壁が貼られ、窓台が取り付けられると、また上棟時よりも狭く感じてきます。

室内もそうであり、壁にプラスターボードという壁材が張られると、今度はまた狭く見えてしまいます。そしてそこに明るい色のクロスが貼られると、今度は大きく広がって見えるものですから、人間の錯覚は怖いものですね。

アール津では現在コーディネーターを募集しておりますが、採用後にまず最初に教えることはこのスケール感、そして色彩感となります。

これをしっかりと掴めないことには良い住宅をつくることができないのです。

スケール感とは、人が移動するためには最低どれくらいの間隔が必要か？とか、机や椅子の高さ、TVとソファの距離などですね。

色彩感とは、物体が色を持つわけではないので、そこに外の光が届くとどんな色に見えるか？また照明をつけるとどんな色に見えるのか？

もっと分かりやすく言えば、絵を描くときにＬ字型に折れている壁を同色で塗っても折れているようには見えません。どちらかの壁をワントーン落として暗くするなどの明暗をつけて初めて折れているように見えるのです。

私たちは人間のこういった錯覚を利用し、美しい佇まいを実現しています。

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ペットのことを考えておく

戸建住宅を建てると、ペットを飼い始めるオーナー様が多くみられます。もちろん、私たちの社内ヒアリング時にはペットを飼う予定はあるのか？その場合は、どんなペット？などと質問はしてそれに対応しています。

それでも当時は想定していなかった動物を飼いはじめたりする方はとても多いです。

「アンティークな暮らし」様では、２匹のオシャンな猫ちゃんを飼われていますが、ご相談があり、最近トイレを改造しました。

画像のトイレドアの下を切り抜き、猫もトイレに入れるようにしたのです。

そして、トイレ前面の壁を加工し、そこに猫トイレスペースを設けたわけですね。

こうすることにより、トイレは猫と共用になり、リビングに臭いが広がることもなく、ずいぶんと暮らしやすくなったそうです。

もちろん始めからペットを飼うことを想定してプランニングするのが一番ですが、そのペットの性格とかもあり、想定外のことも起こります。

何か良い方法は無いかな？と迷われた際には、ご相談を下さいね。

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