お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

デザインテクニック(その2)

 

数日前に書かせていただいた「デザインテクニック」ですが、今日は「その2」を...。

今日のテーマは照明による空間演出ですね。

 

リビング上にある6灯のダウンライトですが、この角度からは点灯しているように見えません。これは「グレアレスライト」と呼ばれるもので、アール津では家のテイストに合わせて多用しているものです。

 

これは光源を奥に引っ込めることにより、ライトに照らされる範囲「配光」を、あえて狭めたものです。

LED照明は直接見ると目に刺すような光が特徴的ですが、この照明は、グレア(glare)=「まぶしさ」、レス(less)=「より少なく」の名前の通り、「まぶしさの少ない」ダウンライトとなります。

 

建築通の方はもうおわかりかと思いますが、これをお部屋に中心に持ってこずに、あえてTVボード背面壁の中央に配置しています。

ソファを置くとしたら部屋の中心ではなく、この背面壁の中央に配置するといったデザインです。

 

そうすることにより、着座した時に右側に大きな余白が生まれます。

そしてそこには配光の狭いグレアレスライトの灯りが届かないので、より空白感が生まれる仕掛けです。

 

 

これにより部屋がより広く感じられるはずです。

この右側部分は、区切りの無い「廊下兼用リビング部分」ですから当然と言えば当然なのですが、あまりこういった施工例を見ることがありません。

 

もしもこのお部屋の中央にダウンライトを持っていくと

 

 

こんな風になり逆におかしくないでしょうか?

そして同じ視野角で見た場合、余白は左右に分散されてしまい消えてしまいます。

 

「デザインは余白で決まる」とも言われています。

例えば額縁に収まる絵画ですが、余白を大きくすると絵が浮き出て、高級感がでます。逆に余白が小さいと絵のサイズが大きくなり、迫力は増します。

これをその作品の見せ方に応じてデザインしているのです。

 

つまり余白もデザインの一部なわけですね。

 

最近の家はその価格もあり、だいたいがコンパクトになるわけですが、そのコンパクトな中に余白をどうしたらつくれるのか?

私たちは常に図面と睨めっこし、空間をイメージしています。

 

さらにここに時計が良いとか、ここに絵を飾りたいとか、観葉植物を置きたいとか、思いを巡らせるわけですが、これも余白や目線との戦いとなるのです。

 

これはよく耳にする「フォーカルポイント」の利用です。

「フォーカル」とは英語で「焦点」という意味。つまり「その部屋の中で最も視線が集中する場所」のこととなります。

たとえば室内に入った時、無意識にパッと目に入る場所をこちらがうまくつくり出すのです。それが斜めの対角線上にあったりすると当然部屋は広く見えるといった錯覚を利用するのです。

 

デザインを意識した家づくり、楽しいですよ。

 

 

 

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