「内見る家」様では畳寝室ということで、この畳の上に布団を敷いて寝られるそうです。
家を新築するとき、和室を作るか作らないかで悩む人は多いようです。
たしかに、現代の生活スタイルでは、和室でなければ困るといえるようなケースは少なくなっているかもしれません。
しかも、これだけ建築費用の高騰が激しいと、さらにコンパクトな家を求められる時代となり、それなら和室や畳コーナーはいらないか…といった流れになりそうです。
ところが考えてみると、逆の流れもありです。
日本人の生活には、「畳む」ものが沢山あり、座卓やちゃぶ台、屏風や布団、洋服、風呂敷、提灯や扇子と数えてみたら次から次へと出てきます。
いずれも畳めばコンパクトになり、運びやすく簡単に収納ができます。
この特徴を活かして狭い部屋を有効に使っていたのですね。
海外では、ベッドにダイニングテーブル、そしてソファと、全く正反対で、一度設置したものならば、片付けることもできません。
ローコストの30坪クラスの家でも2,300万円(税込)程度はする時代に突入し、それ以下の金額の家があったとしたら、プロの目から見れば、耐久性やら耐震性やら、怖くて住むことができません。
そうなると予算を抑えるには、なるべくコンパクトに建てること。これしか無いのです。
そこでまた先人の知恵に戻り、この「畳む」生活が主流になってくるのかも知れません。あと5年もしたら、和室での生活が普通といった逆戻りが起こる可能性が大きいのです。
現実に、畳までは敷いていなくてもアール津オーナー様のソファ採用率はかなり低く、3割ほどです。
ニーチェアやヨギボーが多く使われています。
もしも東京や大阪に住んでいたら、マンションの大きさなんてせいぜい20坪です。
家だけが人生ではありませんので、お金が無い方が無理をせずにコンパクトな暮らしを一度考えてみて下さいね。
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