月曜日から始まった葬儀会館の改修工事が超ハイスピードで着々と進んでいます!
画像は、式場大ホールのパーティション。
広い部屋を二つに区切ったりする折りたたみパーティションですが、これらはどうもデザインがいただけないものが多く、まるで会議室のようになってしまいます。
葬儀会館にマッチしたクロスを重ね張りすることによって、重厚感溢れる素敵なイメージに変身しました。
よく見ると、菊の花柄となります。
お葬式というと、最近は色花も使いますが、昔はこの菊の花が葬儀の象徴でした。
菊の花が使われるには、様々な説がありますが元々はヨーロッパの習慣から来ています。お花好きのヨーロッパでは、おそらく菊は花持ちが良く、葉がしおれても、花は中々枯れないことから採用されたのでは?と思います。
家族葬などに使われる中ホールでは、この菊柄の紫色のクロスを合わせ重厚感を導き出しました。
紫色は、昔は貴族や皇族・高僧など、高貴な方々にだけ許された色です。
優雅なイメージで、気品があり、長寿を表す色とされていることから葬儀などによく使われます。
僧侶の階級色でいっても、先の大ホールで使った紅色が最高級、その次がこの紫となるわけですね。
内部では、親族控え室の大改修が行われていますが、なんだか興冷めするアルミサッシを木製格子にて装飾。
これにより、カーテンを閉めると暗く圧迫感があった部屋ですが、カーテンを取っ払ってスッキリと美しく見ることができるようになりました。
葬儀会館の改修デザインをする上で、葬儀に関する沢山のことを学び、やはり古くからの知恵はそのまま活かして現代風にアレンジすることの正しさなどを勉強させていただくことができました。
もうひと頑張りです!!
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