物騒なタイトルですが、これは大工用語です。
「家族の習う場所」様では、シナ合板天井張りが仕上がりました。
この天井から降りている束の回りの仕上げですが、合板を束にトンと当てて止めたいところですが、その仕口をピタッと綺麗に納めるのは、実は至難の技。
たとえ、つくった時にはピタッと合っても、木は痩せていきますので、自然と隙間が開いてしまいます。
そこで束に溝を突いて、その溝にシナ合板を差し込んでいるのです。
これで綺麗にピタッと合っているように見えるわけですね。
大工さんに、上手やなと褒めると、
いやいや、下手くそやでこうやって首切りをせんとうまくよう収めんと言います。
でもそれは大工さんの照れであって、
本当に先々のことまで考えた仕事をしてくださっているわけですね。
この家も９／２３、２４に完成観賞会を控えていますが、随所にこういった大工の技がご覧いただけます。
完成まで、もうひと息です。
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