お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

コーキング


外壁材の継ぎ目には、雨水が入らないようにコーキング材を打ちます。
下手な外壁だと、いわゆる入り隅などの部分の割りが悪く、小さく切った外壁を張るのに手間がかかるため、何センチものコーキングを打ってあるものを見かけます。
コーキングは許容範囲があり、目地幅が広すぎると、充填や仕上がりが困難になったり、シーリング材が硬化前に垂れてしまったり、意匠上や経済性からも好ましくありません。狭すぎると耐久性などに問題が出てきます。
設計目地幅はその許容範囲以内に納まるよう設定しなければなりません。
とは言っても、その許容範囲は10mm〜40mmほどですが、40mmはいただけないと思います。


また、このコーキングを打つ際には、コーキングと外壁をしっかり密着させるため、
充填部に接着剤的下塗材「プライマー」をハケ塗りするはずです。
ここで手を抜くとコーキングが剥がれやすく、剥がれたらまた撤去してやり直しになるわけですから、
非常に重要な工程です。
ところがあちこちの分譲地で住宅を見ていると、結構手が抜かれている事実がありますね。


このプライマーも、塗ってから30分以上空けて、当日以内にコーキングするのが適正な間隔です。


このコーキングは、10年程度で打ち直す必要がありますが
これは避けようがありません。
避けるとするならば、あまりコーキングを必要としないタイル張りやガルスパンの外壁を使うことですね。
アール津がガルスパンを推奨しているのは、そういった理由があります。


建物の揺れや歪み,温度差によるサイディングの伸縮を吸収するために、
サイディングの目地部分は動くように出来ています。
そのような「動いてしまう継目」を「ワーキングジョイント」と呼んでおり、柔軟なコーキングを使用するだけでなく
動きやすいようにしておく仕組みが「2面接着」と呼ばれ、ボンドブレーカーやバックアップ材と呼ばれる部材を使いますが、このあたりも完成したら見えないので手の抜きどころですね。


コーキングの種類もいろいろあり、適材適所に使う必要があるのですが、
こちらも安いもの、安いもので抑えているのが現状でしょう。


どうですか?
建築って怖くないですか?


大手ハウスメーカーだから安心ですか?
地域密着の工務店だから安心ですか?


仕事をするのはあくまでも職人です。
私は、職人の思い=良い住宅だと思います。
建築会社の監督が四六時中張り付けるわけでもありませんからね。


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R+house津では、お客様の意に沿わない追客活動をすべて放棄します。
工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。