お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

プラン提示


本日は熊本県からアトリエ建築家矢橋徹先生に来ていただき、
鈴鹿市S様のプラン提示でした。


約2時間の予定が…


1時間もかからずに終了。
建築家恐るべしですね。



こうしてアール津は施工例等、ブログに沢山写真をあげますので
それを真似される家の多いこと…。
カッコいいからということでしょうか?
どうぞ、どうぞ、どんどん真似をしてください。


ただ、私たちは正直これら施主様の家には住めません(笑)
それぞれの家族の暮らしをデザインした家ですので、私たちにはしっくりきません。
先日ご覧いただいた「穏やかに町を見つめる家」様邸でも
M様にはどこからどう見ても良くできた住宅ですが、やはり私には住むことができません。


他のオーナー様方も、皆口を揃えて言います。
「ここいいなぁ、素敵な家やな、でもやっぱりうちが一番いいわ」


また、その敷地条件等だから成り立つ家ですので、
もし同じご家族であったとしても、同じような東南角地であったとしても
やはり場所が違えば、同じ家はいただけません。


だからこそ住宅の仕事は、面白いのです。
真似をされる方というのは、おそらくこの住宅の面白さに気づいてないのかも知れませんね。



今回は、矢橋先生より
「図面からいきますか?模型からいきますか?」との質問に
思いきって模型から見たいと宣言したS様。



開けた瞬間に
「いいやん、カッコいいやん」
の連発で


その間取りや設計意図を詳しく説明を受けながら
まさに自分たちのためだけの住宅を感じていただけたことと思います。


気になるのは、「帰ったら早速お互いの御両親に見てもらおう!」
とのひとこと…。


残念ながら、高気密高断熱住宅を知らない両親が見ればNGが出ることは明らかです。
今まで親が見て、喜んでくれた家族は本当に少数です。


しかし、完成時には必ず親もびっくりし、感動されます。
つまり頭の中に描かれた住宅像の枠の中に、アール津の家は無いからです。


さあさあ、どうやって親の反対を説得していくのか?
施主様が一歩大人に成長していく姿も楽しみです。