お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

野地板天井


本日は、早朝より長野県まで新しい情報を得るために視察へと出かけて参りました。


R+houseには加盟しているものの、これが最高だと思ってしまったら成長はありませんし、R+house加盟店は、アトリエ建築家の先生に設計していただくこと、R+パネルを使うこと。といった2点の縛りがあるだけで、あとは各工務店の力量です。
私たちは、どこがライバルだとか、どこの会社と比較してとかの話にはあまり興味がなく、それよりもどうしたら施主様の人生がより豊かに変わるのか?
をとことん突き詰めて、よりよい住宅づくりを目指します。


今回視察させていただいた住宅は、なんと天井がありません。


そもそも何のために天井があるのでしょうか?
歴史を紐解いてみると


なくても困らない天井だけならば、無視されたのかも知れませんが、畳、障子、襖、角柱といったものが現れると同時に、それを納めるためにつけられた感があります。


室町時代は、家の中に間仕切りも無ければ、偉い人が座る畳が一枚敷かれているだけの寝殿造り、まずはこれから脱皮しはじめます。


畳が偉い人の座布団代わりであった存在から脱皮し、一枚、二枚、三枚と並べられ、次第に面積を広げていき、これと同時に柱と柱の間に障子や襖が生まれ、部屋を間仕切りし始めました。
すると、従来の丸い柱では納まりが悪く、角柱が生まれてきました。


部屋が仕切られると、プライバシーは保てるようになりましたが、今度は上を見ると、現在のアール津の家でよくあるようにスケスケで空いています。
しかも、畳や襖といった繊細な和の雰囲気とは対照的に、荒々しい屋根裏が丸裸で、ほこりや塵も落ちてくる。


そこで、天井が張られたわけですね。
これらが寝殿造りから書院造りへの変化の様子です。


現代では、無くてはならない電気配線や換気システムのダクトがところ狭しと天井裏を走っていますので、天井を無くすことは逆に困難です。


アール津の家は、日本精神を尊いものとしており、それには自分の仕事に誇りを持つ必要があります。


そのためには、「温故知新」も大切だと考えます。
昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとしていきます。


本日視察させていただいた長野県の住宅で感じたことは、


古き日本の伝統を見直し、もう一度、初心に帰って、自分たちの手で家をつくってみようと挑戦している人たちの姿。
それは、「家づくりが好きで好きでたまらない」「人の暮らしを自分たちがつくっている」といった「思い」でした。


明日からのアール津、さらに進化します。
まずはひとつだけ、ある新しいことを「青空に手放す家」で導入です!
F様は許してくれるかな?(笑)



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3/28 10:00-12:00 満席 桜様,はんなり様,京町屋様
3/28 13:00-15:00 残1組様 せせらぎ様,津N様
3/28 15:00-17:00 残3組様 
3/28 17:00-19:00 残3組様
3/29 10:00-12:00 残2組様 互いの家族様
3/29 13:00-15:00 残2組様 津M様
3/29 15:00-17:00 残1組様 津M様,寄り道様


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R+house津では、お客様の意に沿わない追客活動をすべて放棄します。
工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。