新築される家では、オール電化にしたいと考えられるお客様が増えてきています。その魅力は、やはり光熱費ですよね。
光熱費が安くあがれば、その分を住宅ローンに回せますので助かります。
オール電化住宅ですぐ思いつくのは、ＩＨクッキングヒータ。
これを使うとなると、すごく電力を消費するのでは？と心配になりますが、実はＩＨクッキングヒーターは、とても高効率な熱源であり、調理時間を短縮できたり、省エネにも貢献します。
定格消費電力が最大で5,800Ｗと書かれていますので、電子レンジでも1,500Ｗ程度の最大消費電力ですから、とても心配になるわけですが、これは実際に使われる消費電力ではありません。
各ヒーターやグリルなどを最大使用したときの消費電力なのです。実際に使うヒーター数や火力により消費電力は異なります。
参考としまして、１か月の消費電力を電気代に換算すると
標準的な４名家族世帯にて、朝・昼・晩に標準的なメニューで料理された場合。
１か月の電気代は、約８５０円と言われています。（JEMA・IH調理器技術委員会調べ）
節約については、私が述べるよりも奥様方の方が当然詳しいと思いますが、いずれにせよＩＨクッキングヒータは現代が生んだ高効率の調理器具であることは間違いありません。
料理にこだわる方は、ＩＨクッキングヒータと一口に言っても、その機能は価格によりピンキリですので、慎重に比較し商品選びをされた方が賢明です。
また、ガスコンロとはその熱を伝える仕組みが異なりますので、ＩＨではＩＨ用の料理方法を試みないと、全く美味しくできあがりません。
たとえば、あさりのスープを作る場合
ガスコンロでは鍋の中のお湯は、内側から外側へ撹拌されるように湧かされますが、一般的なＩＨではこの対流が起きません。
その場合、あさりのスープをずっとかき混ぜながら調理をしないと、うまみが出ず、生臭い調理になるのです。
煮物料理ならば、煮崩れしてしまうことになります。
このことも、優れた三菱製のＩＨでは、鍋の中に内側からと外側からの対流を起こし、撹拌される仕掛けがついているのです。
このことにより、ガスコンロとは大差のない味つけが可能になるわけです。
また、ＩＨコイルが二重巻きのものと、三重巻きのものでは、焼きムラの出加減がまったく違います。
もちろん、なんでも高い商品の方が良いことはわかっていますが、ご予算があっての家づくりです。
私は煮込み料理が得意で多いと言う方、焼き料理が多い方、グリル機能をよく使われる方など、ご自身の調理方法の形態により、機器を選択されるのが賢明ということですよね。
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