誰もが日当たりの良い土地を買いたいと思っています。
しかし、日当たりが良い土地は価格が高いので、どこで妥協できるかを考えているのが実情ではないでしょうか？
今日は、日当たりの良い家を建てるには、どうすればいいのかを考えてみましょう。
まずは、自分たちの一日のライフスタイルを見直すことから始まります。
たとえば、よく言われるのが子ども部屋は日当たりの良い場所に…。
ですが、子どもが昼間に部屋にいる確率はとても低いですよね？特にこだわる必要はないのでは？とも思います。
朝は、ゆっくりと落ち着いて新聞を見たり、ご飯を食べたりとされる家庭であれば、南面も大切ですが、東面にも気を配りたいですよね？
朝日を受けながらの朝食は格別なものがあるかも知れません。
なかには日当たりの良いキッチンを…
と望まれる方もいるかも知れませんが、共働きとかであれば、その日が当たる時間にキッチンに立つなんてことは休日だけですよね？
いろいろ考えていくと、日当たりは良いには越したことがありませんが、その日当たりを活かす設計でなければ、何の意味もなさなくなってしまうこともあり得るわけです。
また、南側の家との距離関係がどうあればいいのか？
もし南側に２階建ての家が建っている場合、また建つことが予測される場合。
一番太陽が低い冬至の日を考えてみると、南側の家の影が自分の家に当たらないようにするためには、おそらく１３メートル程度離す必要があります。
腰窓（約1.4メートル）まで影ができるのは我慢するとしても、１０メートル離さなければなりません。
そんなことを言いだすと土地も買えませんので、冬至ではなくて、春分・秋分の日で考えてみましょう。
すると、影が家に当たらない距離は４．５ｍくらいという計算が成り立ちます。
この数字を覚えておくと便利でしょう？
西日は当たらなくてもいいから窓はいらない。という考えもありますが、それもその土地によります。もしかすると、その西方向から良い風が入る土地かも知れないのです。窓は、光と風を操作するための建材なのです。
大まかな季節風だけでなく、その土地土地に吹く風も読み切ることが大切ですよね。「太陽」と「風」これが土地選びの第一条件となるのです。
なぜならばそれは、今後の健康に影響を及ぼす部分だと思うからです。
どんな立派な家を建てても、病気がちでは何にもなりません。
注意してくださいね。
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