お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

建築模型をつくる意味

 

昨今の3D・CADソフトはよくできており、まるで写真かのように表現することができます。ところが、あまりによく出来ているために、実際よりも広く見えてしまったり、その映し方によっては誇張されてしまう危険性もはらんでいます。

 

建築模型は大学の建築デザイン学科などに入学すると、まず最初に行われる実習がこれです。おそらく安藤忠雄先生の「住吉の長屋」など、皆一度は作らされる道ですね。

 

模型をつくることで建物としてのイメージがしやすくなり、採光や動線などを綿密にシミレーションすることができます。

つまりお客様目線だけではなく、私たちデザイナーにとって、模型は考えが形になるとても重要な道具なのです。

 

建築模型は一般的には、「スチレンボード」という素材を使います。

これにも様々な種類がありますが、今回は3㎜厚の両面紙張りのものを利用しました。つまり、発泡スチロールの密度の濃いようなスチレンを圧縮して板状にし、その両面に紙が貼られたものです。

 

これを丁寧に紙1枚を残してカッターナイフでカットし、そこを糊シロにして貼り付けて繋いでいくわけです。これも専用のスチ糊を使います。

カッターナイフの切れ味が勝負ですので、1棟つくるのに1本~2本の刃を使い切ります。

 

 

建築模型をつくるにはその目的が大切であり、目的に合わせた模型をつくることが重要です。

 

今回は、このお店の道路から見た外観ということで、内観は作成せずに外回りだけの模型であり、縮尺も1/50と少し大きめのものを作成しました。

 

問題は左側のほぼ正方形の窓ですが、オーナー様のご希望はもっと大きくして欲しいということで、点線でなぞらえてみました。

私はデザイナーとして、どうしてもこの窓はこの正方形に近い1,200角ほどの大きな四角いまどが可愛いと思うのですが、皆様はどうでしょう?

 

このデザインを納得していただくために、平面図ではなく、模型を起こしたわけですね。

 

さてさて現実には、どちらのデザインが採用されるのか?

どちらにせよ、私たちが向いている方向は同じであり、このお店が繁栄すること他なりません。

 

 

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・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞(全国ベスト1)

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

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