お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

クロス工事の出来栄えは大工との仲で決まる

f:id:lien-house:20200730142628j:plain

 

クロス工事は、お客様の最も目に止まる部分となりますが、これがまた大変な工事となる割に、手当は低めの業種になります。

 

特に天井クロスは脚立を立てて行いますが、これが自動で移動してくれないので、いちいち場所をずらさないといけません。また階段吹抜けなどは、足が互い違いに伸びる脚立などを駆使して天井を貼っていきます。

 

これらのことから実は、落下事故が最も多い業種とも言える危険作業なのです。それらの作業を行う際には、万が一の落下も考えてとにかく足元を片付けておかないと、倒れた際に危険です。

 

落下事故というと屋根の上とか、高いところを想像しますが、実は建築現場でケガが最も多いのがこの脚立作業なのです。

少し動かすだけでもいちいち下に降りないといけないので、つい届きにくいところまで身体を伸ばしたり、横着して脚立に乗ったままで位置をずらそうとした際に転落なんてことが起き、その下に物があったりすると大けがに繋がってしまうのです。

 

画像は大きな吹抜け部分になりますので、きちんと内部足場を掛けて安全に作業をしていただけるように工夫をしています。

 

画像の黄色部分は、プラスターボードの継ぎ目を無くすためのパテ処理の跡です。実はクロス貼り作業の中で最も難しいのがこの下地処理です。

アパートや建売住宅では、なるべくその粗が目立たないようなクロスを使いますが、アール津のようにエッグウォールや最近トレンドのとても薄くてデコボコになっていないフラットなクロスを使う場合、下地を簡単に拾ってしまい粗が目立ってしまうのです。

 

また大工作業でのビスの高さが適切でないとクロス屋が手直しをしなければいけませんし、プラスターボードは石膏を紙に貼り付けてありますので、その切り目の紙がどうしてもギザギザになったり、石膏が欠けたりとしてしまいます。

 

腕の良い大工は後のクロス作業のことを考えて、丁寧に専用のヤスリをかけるのですが、自分の作業さえできたら良いという考えのものは、ビスの頭が出ていようが関係ないし、ボードは切ったら切りっぱなし、石膏が欠けたら放りっぱなし、後はクロス屋がするだろう…となるわけです。

 

建築工事は、後ろに入るものの方が大変で、皆の粗を修正していかないといけないわけです。

 

アール軍団の職人の結束力は、私は日本一だと思っています。

皆が後に来る作業を考えて、ひと手間もふた手間も掛けて丁寧に仕事をしています。

 

お客様は綺麗に美装された後しか見えませんが、ごまかしごまかしの家よりは、皆が完璧を目指した家の方が素敵だと私は思います。見えない部分にこそ美があるのです。

 

 

■アール津オフィシャルホームページ→ http://lien-house.com

 

 ご予約電話→059-229-7200(留守の際は転送されます)

メール→info@lien-house.com

※駐車場は、「居酒屋CINDY(津市乙部14-16 )」の「駐車場右寄(きりんビル側)」をご利用ください。

(受賞履歴)

・2020.日本金属サイディング工業会施工例全国最優秀賞受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

---------------------------------------------------------------------------------

 

 ■建築何でも質問箱

匿名で結構です。お家のことで知りたいことがあれば、ご質問ください。

(質問に対する回答は、質問者が特定できないように配慮した上で、このブログに掲載させていただきます。)→info@lien-house.com

■合計57ご家族様のオーナーズ・ブログも好評です。
http://lien-house.com/

■「完全予約制」お客様との信頼関係の証!お客様の住んでいる家全棟公開中
ご予約はコチラ→http://form1.fc2.com/form/?id=758792


R+house津では、お客様の意に沿わない追客活動をすべて放棄します。
工務店とお施主様は相思相愛の関係でなければ良い家なんて建つはずもありません。
どうしてもアール津の家に住みたいと願われるお客様だけに資料等も送らせていただきます。ご了承くださいませ。