お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

障子の貼り替え


歌人・文芸評論家である馬場あき子さんが語る、残しておきたい日本の美の中に建築に関するものがあります。


それは、畳、障子、縁側


「畳の匂いや感触、障子越しの光の美しさ、縁側のぬくもり。そういった日本家屋での生活によって、自然との一体感が生まれ、家族を思いやる心が育まれてきたのです。

近年のそういった家屋の減少により、日本人は同時に大切なものを失ってきました。「部屋でいいから、畳と障子を取り入れてほしい」馬場さんはそう切に願っています。」(和樂・2014.05)



この三要素のうち、ひとつでも新築には取り入れたいものです。
どうしてかはわかりませんが、「和」を感じる間というのは落ち着きます。


もちろん、立地条件等によっては、そういった要素が無くとも目に入る自然などで癒される場合には必要ないこともあります。


私は障子が好きです。
和紙の光の透過率は40〜50%、つまり直射日光を半分遮り、半分透過させます。明るさを残しながら日光を遮ることができるのです。
また和紙の特性により、光が拡散され、光の差し込んだ方向だけが極端に明るくなるのではなく、各方面に散乱して部屋全体を明るくしますので、室内に柔らかく均一の光を与えてくれます。


夜になると、和紙に照明が反射し照明効果を高めてくれます。
カーテンやブラインドではそうはいきません。


なによりも障子は美しいです。
芸術的といえる格子のデザインの数々。
夜に外から見たとき、照明に映し出された障子の格子のシルエットは、「美」という言葉でしか表現できません。


また、障子で区切ると、向こう側は見えないけれども、間接的に気配を感じ取れるという、微妙な日本人のおくゆかしさ、今で言う「空気を読む」。といった素敵な感性も身につきやすいでしょうね。


障子の向こう側で親が喧嘩をしていると、それが収まるまでじっとしていたことを思い出します。


そう言えば、昔はお正月を迎えると、ほとんどの家が障子の貼り替えを家族でしていましたね。
私も例外に漏れず、父親に教えてもらいながらやりましたが、今考えてみればその時の父親の年齢は、だいたい40歳くらいだったんですね。
その父親もおそらくおじいちゃんから教わって受け継いできた共同作業なのでしょう。


良かったら古くなった障子をお子様に思い切り破らせてあげて、家族みんなで貼り替えてみましょう。
貼り替わった新しい障子紙の白さは気持ち良く、新しい年を迎える準備ができた気持ちに変わることでしょう。



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