本日は、京都からアール津初登場の三浦先生の訪問！
ということで、まずは建築地の視察に走りました。
田園風景広がる土地ですが、この土地を活かすも殺すも建築家次第ということで、念入りに四方からぐるぐる回りながら、その景色などを確認していました。
事前にT様にまとめていただいた資料をもとに、三浦メモが走ります！
その傍らで私はティータイム。
奥様手づくりのチョコスコーンをただきまーす。
と食べていたら・・・
いつもはお客様を泣かせている私ですが、
今回は奥様から、とても心温まる深いい話を聞かされ、よもやのこちらが泣かされてしまいました･･･。
前回に津店に来ていただいた際に、奥様は夫婦喧嘩をしたとかで、泣きながら事務所に入ってこられました。
その時のことをご説明いただいたのですが、なんとその原因は、津店に着く前にご主人に、
「目上の人に話をするのに「うん、うん」とか、そんな返事は失礼だから気をつけろ」
と叱られたそうなのです。
何千万円もする家を建ててくださるお客様の方がこの姿勢です。
私たちがどれだけの思いを持って家づくりをしているのかがＴ様には伝わっていたのですね。
奥様にしてみたら、誰にも開けなかった心の中を話せるという嬉しさや安心感から、腹を割って自由に話せたから、そういう姿勢になっただけで、なにも私たちのことがどうのこうのではなく、逆に信用しているからこその姿だったので、そこを否定されたことが悲しかったようです。
その二人のお話には両方とも、「感謝」の言葉しかありません。
この世に生まれてきて、人に必要とされているなんて、こんなに嬉しいことはありません。Ｔ様、本当にありがとうございました。
と、このままヒアリングが終わってしまっては、アール津らしく、いやＴ様らしくありません…。私たちだからこそわかり合える関係があるのです(笑)
出てきました！朝からご主人が手づくりで造られた餃子。
焼き加減がパリパリ、モチモチで、普通のフライパンで焼いたのにプロ並みです。
餃子が出てきたらビール？？
次々と開けてくださるので、気がつけば７本…。
こんなヒアリングは初めてですが、景気づけになり、Ｔ様家らしいヒアリングができたと思います。
「人を描く建築家」三浦先生の手腕は、実はこうしたコミュニケーション。
ただカッコいいだけの家なんていらない。
どうして、そのご夫婦が一緒にいるのか？
どうして、そのご夫婦はあるテイストが好きなのか？
どうして、そのご夫婦は普通の出来合いの家では物足りないのか？
様々な世間話を織り込みながら、実にうまく聞き出されていました。
目指すは京都の町屋
家を設計するのではなく、そこに住む暮らしを設計されるのですね。
Ｔ様ご家族のためだけに作られた京都の町屋はどんな家になるのでしょうか？？
お楽しみに！
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