冷え症な私には床暖房は最高の暖房器具だと思います。
そこにいると、足裏からとても癒されるわけです。
若い頃は、年配の方の「冷え症」という言葉が実感として全くわからなかったのですが、40歳を越えたあたりから急に「冷え症」になり、足先が冷たくて痛くなります。
お風呂で必死で温めても、出て10分もすれば冷たくなってしまいます。足先への血行が悪くなったのですね。
しかし、床暖房をつけていると当然ですが光熱費がかかります。
床暖房にかかる費用は、「光熱費は常識の範囲」とする“売る”側の説明と、「光熱費が驚くほど高い」という利用者からの声があり、どちらが正しいのか迷うところですが、使い方がその家庭により大きく異なりますので、比較が大変難しいことが実情でしょう。
もうひとつ大切なことは、そこで育つ子どもの体温管理が弱くなり、いわゆる弱くさい子どもにならないかの心配ですね。
私たちの小学生の頃は、真冬でも全員が半そで、半ズボンの体操服で学校に行っていましたし、それが普通でした。
寒かったら外で暴れてこいという時代でしたからね。
始業前から、水前寺清子の「人生はワンツーパンチ…」なんて歌の元、運動場を３周くらい走ってそれから授業が始まることが普通でした。
苦しいこと、つらいことを知らない人間は、弱くならないか？
それを鍛えていくのも親の役目ではないのか？
と思うのです。
齊藤ひとりさんが
「命という字を見てごらん。
『人は一度は叩かれる』と書くだろう。
人は、この世に生まれてきたら、
一度は試練を受けるようになってるんだよ。
だけど、これは絶対乗り越えられる試練なの。
神様は、その人が乗り越えられる試練しか与えないから」
なんて詩を書いておられます。
お子様も鍛えながら、その命を育てていきたいものですね。
とは言いながら、どうして人間は足元が冷たく感じるのでしょう？
これをきちんと生物的に突き詰めていくと、人間の体には中立温度(暑くも寒くもない温度)があることがわかってきます。
しかも、それが体の部位により異なるからなのですね。
実は人間の体の中で一番暑く感じる部位は頭であり、その中立温度は22度と言われています。
逆に一番寒く感じるところは足先であり、その中立温度は26度と言われているのですから、その温度差は4度もあるわけです。
ということを考えると、頭付近は22度で、足元は26度といういわゆる頭寒足熱の状態が一番過ごしやすいということになり、床暖房は他の暖房機器と比較し、このあたりも優れた製品という考えにもなりますね。
私は、子どもが巣立ち、家に夫婦だけになれば床暖房は大賛成です。
冷え性で悩んでストレスを溜めているよりは、多少の光熱費は覚悟し導入したいものです。
とはいえ、ここ三重県でタイトモールド基礎に支えられたR+house津の家では、ラグを１枚引く程度でおそらく冬は乗り切れることでしょう。
体は甘やかし過ぎずに、ストレスを感じない程度に鍛えて暮らすことも大切ではないでしょうか？
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