お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

夜を楽しむ


この雰囲気を初めて見た時には施主様と思わず歓声が上がり、花火でも見ているかのような感動でしたね。


新築をされると、最初は家に帰るのがとても楽しみになるそうです。
自分たちが夢みた自分たちだけのお城ですから、楽しくないわけがありません。


しかし、いざ引っ越しが始まり、そして日常生活が始まると仕事に追われ、なかなかゆっくりと新築を楽しむ余裕さえないことと思います。


よくよく考えてみたら、自宅を楽しめる時間の大半は「夜」
昼間は、仕事が休みの日くらいですが、それはそれで育児や用事に追われてしまうものですよね?


どこか懐かしさを感じる家では、夏の暑い夜も子どもが寝たら庭を眺めながら晩酌などと、粋に楽しめるように2灯の照明を配置した縁側を演出。



幻想的な室内も想定どおりにビシッと決まりました。



玄関ホールも、この高気密・高断熱の家では仕切りがありませんので、時にはこうして珪藻土壁に照明を当て、影や隅の内に日本的な美の本質を楽しんでいただけたらと思います。



実は、この家をどこか懐かしくするために、尊敬するYKKの営業マンにいただいた谷崎潤一郎氏の「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」を何度も読み返しました。


そして、明るみやピカピカを好む西洋人と暗がりの中に美を求める東洋人の違いに目をつけて、ずいぶん変わった照明の配置を考えたわけです。


このことは、西洋と東洋の食器の違いを見ても明らかですし、幽霊の絵を見ても西洋の幽霊には足があり、東洋の幽霊には足が無いことからもわかります。


良き日本の粋な美を、最先端のLED照明技術にて実現してみました。



どのような建物が豊かな人生を送るための器となれるかは、その家族により異なります。


次週の完成観賞会では、ガラッと変わって
今までずっと洗濯物や収納に悩まされてきた奥様と緑や自然の中で時間が止まるような生活を求めるご主人が豊かな人生を送るための家です。


外観もスキっとシンプルにまとまりましたが、やがて何年か先には育った樹木の緑に囲まれて、より一層この外観が緑や朝日に馴染んでいくことが想像できます。ぜひ、ご鑑賞くださいね。




「緑に囲まれた茶飲み館」完成観賞会先行予約
7日(土)
10:00-12:00 3組様 
13:00-15:00 2組様 四日市Y様
15:00-17:00 2組様 津市I様
8日(日)
10:00-12:00 3組様
13:00-15:00 3組様 
15:00-17:00 2組様 松阪O様

※小学生以下の抱っこで回れないお子様は、外で託児スタッフとお待ちいただきます。


名張市のM様、松阪市T様、鈴鹿市T様、津市K様、鈴鹿市S様の施主様ブログも好評です。
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