和室には、はっきりとした目的がないことが多い。
多目的で使うことが前提のようです。
学校の先生の家庭訪問などの来客時、
友人や両親、親戚が泊まるとき、
いずれ両親と住むとき
つまり、固定した用途があるわけではないのです。
でも、その場所はほとんどの方はリビングの隣とおっしゃられます。
リビングの隣にあれば、日常の暮らしのなかでも赤ちゃんのお昼寝や洗濯物畳みなどの家事でも十分に使うことができるし、仕切りの引き戸を閉めれば個室としても機能します。
こういったフリーのスペースを建築家は多用することが多いです。
すると、部屋数は少なくとも、その目的に合わせて利用できるため、狭い家だと感じないのです。
日本人はこういった使い方が上手なはずでした。
たとえば、お弁当箱
大きさはひとつなのに、それに詰めるものにより可変仕切りでうまく収められますよね?
風呂敷だってそうです。
荷物の大きさに合わせて変化するのです。
家もこのように動けば面白いですが、一般の方にはなかなか想像がつかない家ですよね?アトリエ建築家と話してみませんか?