よくTV番組で神業対決なるものがあり、時折重機の運転が登場します。ユンボで地面に置かれた卵にピタリと爪を当てて止めるなど技を競っていますね。
職人連中に話を聞くと、実は皆が自信満々。あれくらい俺でもできると言い放ちます(笑)
現場大好きのうちの会長なんて、ユンボの操作だけは誰にも負けへんと、未だに重機に乗りたがるものです。
７日に上棟を迎える津市「声掛けあう家」では水道屋さんが給排水の先行配管工事中。建物の廻りを掘って配管を仕込んでいく作業となります。
隣家には新品のアルミフェンスがあり、この狭いところですのでてっきり手掘りかな？と思っていたら何の何の！ミニユンボでギリギリの作業をしていました。
地面が真っ平らならばいざ知らず、下もガタガタですので少しでも振られたらフェンスに当たりそう…。怖くて見ておれませんが職人は慣れたものです。
基礎の方は養生期間中にちょうど具合良く雨が溜まりました。
生コンは、乾燥して水分がなくなることによって固まると勘違いされている方が多いのですが、実は、コンクリート材料のセメントと水の「化学反応」で固くなるものです。専門的には「水和反応」と言い、その時にできる新しい化合物を「水和物」と呼んでいます。
水和反応が完全に終わるまでには何十年とかかりますが、水和反応が終わる時点での最終強度を100％とすると、生コンを練り混ぜた後、約28日で80％くらいの強度となり、その後は徐々に強度が増すのです。
コンクリートの硬化が始まると乾燥が大敵！
打設後のコンクリートが乾燥した環境にあると表面から水分が取られて思うように強度が発現しなくなってしまいます。
この夏場のように暑すぎて、ひどくなると表面にひび割れが発生してしまいます。
その為、打設後のコンクリートにとって雨で湿潤状態になることは、初期の強度を発現する上でとても良い環境なのです。
強制的に水を撒くこともありますが、今回はちょうど良い雨に恵まれてラッキーでした。
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・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞
・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞
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